Gemini vs Devin|違いと選び方を徹底比較【2026年】
GeminiとDevinは「どちらか片方を選ぶ」競合ではなく、役割の違うツールです。ここで扱うGeminiはコーディング用途のGemini CLIとGemini Code Assistを指し、開発者が自分のターミナルやIDEで操作を主導するAIアシスタント・コーディングエージェントです。一方Devin(Cognition AI)は、チケットを丸ごと任せると自分の仮想環境で計画・実装・テストまで進める自律型のAIソフトウェアエンジニアです。本記事では両者の位置づけ・機能・料金・使い分けを、すべて2026年6月時点の公式情報に当たって整理します。
Gemini
GoogleGemini CLIはターミナルで動くオープンソース(Apache 2.0)のAIエージェントで、個人Googleアカウントなら無料(60リクエスト/分・1,000リクエスト/日)。Gemini Code AssistはVS Code・JetBrains・Android Studioに統合され、個人向けは無料、Standardは月19ドル、Enterpriseは月45ドル(いずれも年間契約)。どちらも人間が運転席に座り、その場で補完・チャット・エージェントモードの支援を受ける道具です。
Devin
Cognition AIDevinはSlackやTeamsのスレッドにチケットURLをメンションすると着手する自律エンジニア。シェル・コードエディタ・ブラウザを備えた専用ワークスペースで、約3時間で完了する規模のタスクを並列に進め、GitHubにPRを出します。2026年6月時点の料金は無料プランからPro(月20ドル)・Max(月200ドル)・Teams(月80ドル+シート月40ドル)。かつての月500ドル前後から大幅に下がっています。
機能比較
| 比較項目 | Gemini | Devin |
|---|---|---|
| 自律度(タスクの任せ方) |
★★★☆☆ 3/5
人間が主導するアシスタント型。エージェントモードで複数ステップのタスクも実行できますが、操作の中心は人間で、その場で確認しながら進めます。 |
★★★★★ 5/5
高い自律性が設計思想。チケットを受け取って計画→実装→テスト→PR作成まで自走します。人間はチャットで進捗を監視し、必要なときに介入する運用です。 |
| コーディング自動化 |
★★★★☆ 4/5
コード補完・生成・リファクタ・デバッグ補助が得意。手元のコードを見ながら対話的に実装を進めたい場面で強い。 |
★★★★★ 5/5
バックログ消化やゼロからの機能実装、コード移行など、まとまったタスクを丸ごと自動化することに特化しています。 |
| 料金(2026年6月時点) |
★★★★★ 5/5
Gemini CLIは個人なら無料(1日1,000リクエスト)。Code Assistは個人向け無料、Standard月19ドル、Enterprise月45ドル(年間契約)。出典:codeassist.google。 |
★★★★☆ 4/5
Free(0ドル)から入れてPro月20ドル、Max月200ドル、Teams月80ドル+シート月40ドル。旧体系の月500ドルやACU課金は現行公式ページに記載なし。出典:devin.ai/pricing。 |
| 主な操作場所・入口 |
★★★★☆ 4/5
ターミナル(CLI)、VS Code・JetBrains・Android Studioから利用。既存のエディタ中心ワークフローに組み込みやすい。 |
★★★★☆ 4/5
Webアプリ、Slack・Microsoft Teamsのスレッド、CLI、API。チームのチャット運用にチケットを流し込む形が中心です。 |
| 実行環境 |
★★★★☆ 4/5
自分のローカル環境(手元のマシン)で動作。既存の開発環境をそのまま使えます。 |
★★★★☆ 4/5
Devin専用のクラウド仮想ワークスペースで完結。ローカルを汚さず、結果のPRだけ受け取れます。 |
| 外部連携・エコシステム |
★★★★☆ 4/5
MCP(Model Context Protocol)、Google検索グラウンディング、シェル、Gitワークフローに対応。Code AssistはFirebaseやBigQuery等とも統合。 |
★★★★☆ 4/5
Slack、Teams、GitHub、Linear/Jira、Devin API、MCPに対応。チケット管理ツールから直接着手させられます。 |
| 対応タスクの粒度 |
★★★★☆ 4/5
数分〜数十分の対話的な作業が得意。調べ物と実装を素早く行き来する用途に向きます。 |
★★★★☆ 4/5
約3時間で完了する規模のタスクが目安(公式)。粒度が大きすぎると精度が落ちるため、適切な分割が前提です。 |
| 導入のしやすさ・無料枠 |
★★★★★ 5/5
Gemini CLIは個人Googleアカウントで即起動でき、無料枠が大きいので学習・個人開発の入口に最適。 |
★★★★☆ 4/5
無料プランとProがあり、以前より格段に試しやすくなりました。まず無料枠で挙動を確かめてからシートを増やす進め方が安全です。 |
利用シーン別おすすめ
個人開発・学習で予算をかけたくない
GeminiGemini CLIは無料で1日1,000リクエスト。まず手元で動かす入口として最適です。
溜まったバックログを並列で消化したい
DevinDevinは複数チケットを同時に投げて自走させられるため、人間はレビューに集中できます。
既存コードを触りながら対話的に実装したい
GeminiGemini Code AssistはVS CodeやJetBrainsで補完・チャットを受けつつ自分で確認しながら進められます。
バグ修正・依存更新・移行など定型タスクが多い
Devin手順が決まっていて手間がかかる作業こそ、Devinに任せて並列処理する効果が大きい領域です。
ターミナル中心・調べ物と実装を行き来したい
GeminiGemini CLIはGoogle検索グラウンディングで最新情報を引きながらシェル操作やコード生成ができます。
Slack/Teams中心でローカルを汚さず進めたい
DevinDevinはスレッドにチケットURLをメンションするだけで、クラウド環境で完結してPRを返します。
結論
GeminiとDevinは競合というより、レイヤーの違う道具です。Gemini(CLI/Code Assist)は手元で主導するアシスタントで、個人は無料から・組織はシート課金(Standard19ドル/Enterprise45ドル、年間契約)。Devinはタスクを預ける自律エンジニアで、無料から入れてPro月20ドル〜。多くの開発チームにとっての最適解はどちらか一方ではなく、日常の手元作業はGemini・まとまったチケット消化はDevinという併用です。まずは両方の無料枠で同じタスクを投げ、自分たちのワークフローにどちらがハマるかを実測することをおすすめします。
Geminiがおすすめの人
個人開発や学習で予算を抑えたい人、既存のエディタやターミナルで自分の手を動かしながら補完・デバッグ・調べ物を速くしたいエンジニアに最適です。無料枠が大きく、AIコーディングの入口として始めやすいのが強みです。
Devinがおすすめの人
バックログが溜まっていて並列で消化したいチーム、バグ修正や移行など粒度の揃った定型タスクが多い開発組織に最適です。Slack/Teams運用にチケットを流し込み、ローカルを汚さずPRを受け取りたい場合に効果を発揮します。
よくある質問
- GeminiとDevinはどちらが優れていますか?
- 優劣ではなくカテゴリが異なります。Geminiは人間が主導するアシスタント、Devinはタスクを任せる自律エンジニアです。用途で選ぶべきで、日常はGemini・まとまったチケットはDevinという併用も一般的です。
- Devinの料金はいくらですか?
- 2026年6月時点の公式料金は、Free(0ドル)、Pro(月20ドル)、Max(月200ドル)、Teams(月80ドル+シート月40ドル)、Enterprise(個別見積もり)です。旧体系のCoreプランやACU課金は現行の公式ページには記載がありません(出典:devin.ai/pricing)。
- Geminiを無料で使う方法はありますか?
- Gemini CLIは個人Googleアカウントでログインすれば無料で使えます(60リクエスト/分・1,000リクエスト/日)。Gemini Code Assistの個人向けエディションも無料で、1日1,000リクエストまで利用できます。
- Gemini Code Assistの有料プランの価格は?
- Standardが1ユーザー月額19ドル、Enterpriseが1ユーザー月額45ドル(いずれも年間契約、2026年6月時点)。1日あたりのリクエスト上限はそれぞれ1,500・2,000です。
- 中小規模のチームでも使えますか?
- どちらも使えます。Geminiは個人無料エディションやStandardから、Devinも無料・Proプランから小さく始められます。まず無料枠で検証し、効果が見えてからシート数を増やす進め方が安全です。
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※ 本記事の情報は2026年6月時点のものです。サービスの料金・仕様は変更される可能性があります。最新情報は各サービスの公式サイトをご確認ください。
