コラム

サカナAI(Sakana AI)|上場・株価の今・何がすごい【2026年10月】

サカナAI(Sakana AI)とは|何をする会社・何がすごいのか

この記事の結論

サカナAI(Sakana AI)とは、東京発の基盤モデル開発企業。何がすごいのか(進化的モデルマージ・AIサイエンティスト)、上場・資金調達、Fugu・Namazuの料金と商用利用の注意点を2026年9月の公式情報で整理。

結論:サカナAI(Sakana AI)は、2023年7月に元Google Brain東京拠点のDavid Ha氏、Transformer論文の共著者Llion Jones氏、外務省出身の伊藤錬氏が東京で創業した日本のAI研究開発企業です。何がすごいのかを一言でいえば、巨大モデルをゼロから作らず、既存モデルを「進化計算で束ねる・小さく蒸留する・複数モデルを指揮する」独自研究(進化的モデルマージ・AIサイエンティスト・Sakana Fugu)で世界と勝負している点にあります。2026年9月22日時点で未上場(IPO予定の公式発表なし)で、累計調達額は約660億円、資金調達後の企業価値は約4,320億円(いずれも公式発表)。商用製品はマルチエージェント統合API「Sakana Fugu」(Fugu/Fugu Ultra v2/Fugu Max/Fugu Cyber)、日本語特化LLM「Sakana Namazu」、リサーチ自動化「Sakana Marlin」の3本柱で、FuguとNamazuはOpenAI互換APIからそのまま呼び出せます。

「サカナAI」「Sakana AI」は、2026年8〜9月に製品発表と提携が相次ぎ、「何がすごいのか」「上場しているのか」「料金はいくらか」という検索が増えています。本記事では、当メディアの技術特化記事(Doc-to-LoRAの仕組み)や、姉妹メディアのSakana Fuguの使い方・Codex連携ガイド、Sakana Namazu完全ガイドとは切り分けて、「サカナAIとは何をしている会社なのか」「企業として使えるのか」を軸に、会社概要・中核技術・資金調達と上場の有無・モデル一覧と料金・商用利用の注意点・最新動向まで、2026年9月22日に公式サイトと公式ブログで確認した情報だけで整理します(数値は取得日を併記し、公式に記載がない項目はその旨を書いています)。

サカナAI(Sakana AI)とは何か — 会社概要と創業チーム

サカナAI株式会社(英語表記: Sakana AI)は、2023年7月に東京で設立された生成AIの基盤モデル開発企業です。詳細な会社情報は公式サイトで公開されています。社名の「Sakana」は日本語の「さかな(魚)」に由来し、ロゴは単純なルールから一つのまとまりを作る魚の群れを表しています。進化と集合知という自然界の仕組みを研究に取り入れたいという意図と、群れから離れて泳ぐ赤い魚に「皆と同じことはしない」という姿勢を込めたと、2024年1月のシード調達発表で公式に説明しています(社名の由来は下の「よくある質問」でも整理)。

項目 内容
設立 2023年7月
本社 東京都港区麻布台1-3-1 麻布台ヒルズ 森JPタワー22F(公式Corporate Info・2026年9月22日参照)
共同創業者 David Ha(CEO)、伊藤錬(社長。公式英語表記はChairman)、Llion Jones(CTO)
事業領域 フロンティアAIの研究開発、金融・防衛・公共向けのAIソリューション、API・プロダクト提供(Fugu/Namazu/Marlin/Translate/Chat)
直近の調達 シリーズB(2025年11月・総額約320億円)。累計約660億円・企業価値約4,320億円(公式発表)
上場区分 未上場(2026年9月22日時点。IPO時期の公式発表なし・「株価」は存在しない)

創業メンバーの経歴が、この会社の技術的な信頼性の裏付けになっています。David Ha氏は元Google Brain東京拠点の研究者、Llion Jones氏は2017年にTransformerアーキテクチャを提案した論文「Attention Is All You Need」の共著者です。現在のGPT・Claude・Geminiなど主要LLMの基盤技術に関わった人物が、日本発のAIスタートアップを率いている点が同社の特徴です。伊藤錬氏は共同創業者・社長(公式英語表記はChairman)で、東京大学法学部から外務省に入り、ニューヨーク州弁護士資格を持ち、メルカリとStability AIの経営職を経て2023年に共同創業しました(公式Corporate Info・2026年9月22日参照。当記事の旧版では「COO」と記載していましたが公式表記に合わせて修正)。

創業理念として掲げるのは「Nature-Inspired Intelligence(自然にインスパイアされた知能)」。ゼロから巨大モデルを事前学習するのではなく、既存のオープンウェイトモデルを進化的アルゴリズムで組み合わせたり、少ない計算資源でファインチューニングしたりする手法に強みを持っています。

資金調達と株主構成 — なぜNTT・NVIDIAが名を連ねるのか

サカナAIの資金調達と成長の年表。2023年7月創業、2024年1月NTTグループが出資、2024年ユニコーン化、2025年11月シリーズB200億円調達、2026年企業価値約4,000億円

サカナAIの資金調達は、公式ブログの「Funding & IR」タグの記事で全ラウンドを確認できます(2026年9月22日参照)。創業から約1年でユニコーン(評価額10億ドル超)に達し、2025年11月のシリーズBで企業価値は約4,320億円になりました。

ラウンド 発表日 金額(公式) 主な出資者(公式発表の記載順を整理)
シード 2024年1月16日 3,000万ドル Lux Capital(リード)、Khosla Ventures、NTTグループ、KDDI CVC、ソニーグループ、500 Global、みやこキャピタル、Basis Set Ventures、JAFCO、July Fund、Geodesic Capital、Learn Capital
シリーズA 2024年9月17日(続報) 合計約300億円 NEA、Khosla Ventures、Lux Capital、Translink Capital、500 Global、NVIDIA、三菱UFJフィナンシャル・グループ、三井住友銀行、みずほフィナンシャルグループ、NEC、SBIグループ、第一生命、伊藤忠グループ、KDDI、富士通、野村ホールディングス、ANAホールディングス、東京海上日動、グローバル・ブレイン、JAFCO、みやこキャピタル
シリーズB 2025年11月17日(2026年4月9日に公式ページが追加情報で更新) 総額約320億円(2億米ドル・1ドル160円換算) 三菱UFJフィナンシャル・グループ、Khosla Ventures、NEA、Lux Capital(以上は追加出資)、Factorial Funds、Macquarie Capital、Santander Group(Mouro Capital経由)、In-Q-Tel、三菱電機、Salesforce Ventures、Google、Datadog、シティグループ、CCIグループ、Fundomo、Geodesic Capital、Ora Global、MPower Partners、JAFCO、STNet(四国電力グループ)
シリーズB後の戦略出資・提携 2026年1〜2月 金額は非公開 Google(1月23日・戦略的パートナーシップと出資)、Salesforce Ventures(2月19日)、Citi(2月24日・同社として初の日本企業への戦略出資)、Datadog(2月26日・戦略的パートナーシップ)

シリーズB完了時点の資金調達後企業価値(Post-money Valuation)は約4,320億円(27億米ドル)、累計調達額は約660億円(4億1,200万米ドル)と公式のシリーズB発表に明記されています。当記事の旧版(2026年9月6日更新)では報道ベースで「約200億円・企業価値約4,000億円・累計約520億円」と記載していましたが、公式ページが2026年4月9日に追加情報で更新されているため、本稿では公式値に差し替えました(2025年11月17日時点のITmedia AI+の報道は発表当日の一次報道として残しています)。

NTTグループはシード期からの出資者で、公式のシード調達発表ではNTTとの研究パートナーシップにも触れています。NVIDIAはシリーズAから出資し、2026年7月16日にはNVIDIAのオープンモデルNemotronをSakana Fuguのエージェントとして組み込む協業を発表しました。出資者の顔ぶれが「国内のメガバンク・通信・商社・保険・電機」と「米国のVC・テック企業・政府系投資機関(In-Q-Tel)」の両方にまたがっている点が、サカナAIを単なるAIベンチャーではなく「国産AI基盤」として位置づける根拠になっています。なお、各社の出資比率・持株比率は公開されていません。

サカナAIは上場している?IPO予定・株価・株主構成

結論から書くと、サカナAI(Sakana AI)は2026年9月22日時点で未上場です。証券取引所を通じて一般投資家が株式を買うことはできず、「サカナAI 株価」に相当する市場価格も存在しません。IPO(新規上場)の予定や時期についても、公式サイトの会社情報ページと公式ブログ(Funding & IRタグ)に発表はありません。「上場予定」「上場はいつ」と断定する記事や投稿を見かけた場合は、一次情報(公式発表)に当たってから判断してください。

サカナAIの資金調達を4段の階段で示した図。2024年1月 シード 3,000万ドル、2024年9月 シリーズA 約300億円、2025年11月 シリーズB 約320億円、累計 約660億円・企業価値 約4,320億円
図: サカナAIの資金調達の推移(公式発表と一次報道・2026年9月22日参照)

株主構成(公式Corporate Infoより)

公式サイトの会社情報ページには、直近ラウンドが「シリーズB」であることと、国内・海外の出資者が列挙されています(2026年9月22日参照)。持株比率は公開されていないため、「筆頭株主は誰か」を公式情報から断定することはできません。

区分 出資者(公式サイトの記載)
国内 伊藤忠グループ、ANAホールディングス、MPower Partners、SBIグループ、STNet(四国電力グループ)、グローバル・ブレイン、KDDI、CCIグループ、JAFCO、第一生命、東京海上日動、NEC、日本生命、野村ホールディングス、富士通、三井住友銀行、三菱UFJフィナンシャル・グループ、三菱電機、みずほフィナンシャルグループ、みやこキャピタル、明治安田生命 ほか
海外 500 Global、Basis Set Ventures、Citi Group、Datadog、Factorial Funds、Fundomo、Geodesic Capital、Google、In-Q-Tel(IQT)、July Fund、Khosla Ventures、Learn Capital、Lux Capital、Macquarie Capital、Mouro Capital(Santander Group)、New Enterprise Associates(NEA)、NVIDIA、Ora Global、Salesforce Ventures、Translink Capital ほか

シリーズBの資金使途(公式発表)

公式のシリーズB発表では、調達資金の使途として(1)日本市場に最適化した基盤モデル開発と事後学習技術への集中投資、(2)金融に加えて防衛・製造業へのAI実装、(3)戦略的投資・パートナーシップ・M&A、(4)海外顧客へのサービス提供を含むグローバル展開、の4点を挙げています。上場ではなく事業拡大とM&Aに資金を振り向ける段階にある、というのが公式発表から読み取れる現状です。

上場企業の株を通じた「間接的な関わり」について

株主には東証上場企業が多く含まれますが、各社のサカナAIへの出資額・比率は非公開で、各社の株価がサカナAIの企業価値に連動する根拠はありません。本記事は投資助言を目的としていないため、株式投資の判断は各社の開示資料をご確認ください。

主要モデルと研究 — 進化的モデルマージからFugu・Namazuへ

Sakana AIのモデルラインナップ比較図。進化的モデルマージ(EvoLLM-JP/EvoVLM-JP/EvoSDXL-JP)からSakana Namazu(日本語特化LLM API)、Sakana Fugu(Fugu/Fugu Ultra/Fugu Cyber)への技術の系譜

サカナAIの技術的な出発点は、2024年3月に発表した「進化的モデルマージ(Evolutionary Model Merge)」です。複数の既存オープンモデルを進化的アルゴリズムで自動的に組み合わせ、新しい基盤モデルを生成する手法で、この成果としてEvoLLM-JP(日本語+数学)、EvoVLM-JP(日本語+画像)、EvoSDXL-JP(日本語対応の高速画像生成)を公開しています。

その後も少ない計算資源でモデルを特化させる研究を継続しており、2025年2月には自動生成したGPU最適化コードの速度改善を主張した「AI CUDA Engineer」について、外部研究者から実際には高速化していないケースがあると指摘を受け(当時の報道)、該当ページを取り下げて論文と評価プロセスを見直すという経緯もありました。当メディアでは、この系譜の技術として2026年2月に発表された「Doc-to-LoRA」を別記事で詳しく解説しています。

日本語特化モデル「Sakana Namazu」は2026年3月24日にα版として発表され、DeepSeek V3.1をベースに日本語の政治・外交的な話題での回答拒否率を約72%からほぼゼロまで下げたことで注目を集めました。2026年8月3日には、Moonshot AIのオープンウェイトモデルKimi K2.6をベースにした新世代Namazuとして、企業向けAPI提供が正式に始まりました(公式発表)。使い方と社内導入の手順は姉妹メディアのSakana Namazu完全ガイドで扱っています。

もう一つの主力製品が「Sakana Fugu」です。世界最高水準の複数モデルを動的にオーケストレーションし、単一のAPIとして提供するマルチエージェント基盤で、ICLR 2026に採択された2本の論文(Trinity: Thinker/Worker/Verifierの役割分担、Conductor: 強化学習によるモデル選択の協調制御)が土台になっています。2026年9月22日時点のラインナップはFugu・Fugu Ultra(v2.0)・Fugu Max(v1.0)・Fugu Cyber(サイバーセキュリティ特化)の4モデルです。2026年8月10日には指揮者(Conductor)モデルをGemma 4ベースで再学習しても同等のオーケストレーション性能が出ることを確認したと発表され、2026年9月11日にはコスト効率を狙うFugu Maxと、性能を押し上げたFugu Ultra v2が同時に公開されました。公式ページは「Fugu Ultraの学習データのカットオフは2026年8月28日で、Fable 5・Fable 5.1・GPT-6-Astraはモデルプールに含まれない」と明記しています。Fuguの内部構造(Trinity・Conductor)とCodexからの使い方は、姉妹メディアのSakana Fuguの使い方・Codex連携ガイドで詳しく解説しています。なお、当メディアのオープンウェイトのモデルアンサンブル製品を検証した記事でも、比較対象としてSakana Fuguが言及されています。

サカナAIの中核技術:進化的モデルマージ・M2N2・CycleQD・TAID・AIサイエンティスト

「サカナAIの何がすごいのか」を技術名で答えるなら、次の6つです。共通しているのは、自然界の進化や集合知をヒントに、巨大モデルの事前学習に頼らずに性能を引き出すという方針で、それぞれ公式のResearchブログと査読付き論文が一次情報になっています(いずれも2026年9月22日に公式ページで確認)。

サカナAIの中核技術の年表。2024年3月 進化的モデルマージ、2024年12月 CycleQD、2025年1月 TAID、2025年8月 M2N2、2026年3月 AIサイエンティスト Nature掲載、2026年6月 Sakana Fugu(Trinity・Conductor)
図: サカナAIの中核技術の系譜(Sakana AI公式Researchブログ・2026年9月22日参照)

進化的モデルマージ(Evolutionary Model Merge)— 既存モデルを進化計算で束ねる

2024年3月21日に発表した出発点の技術です。複数のオープンモデルの重みやレイヤーの組み合わせ方(マージのレシピ)を進化的アルゴリズムで自動探索し、日本語数学LLMのEvoLLM-JP、日本語画像言語モデルのEvoVLM-JP、日本語対応の高速画像生成モデルEvoSDXL-JPを公開しました。論文「Evolutionary Optimization of Model Merging Recipes」は2025年1月28日に学術誌Nature Machine Intelligenceに掲載されています(公式解説・arXiv:2403.13187・Nature Machine Intelligence)。

CycleQD — 多様性を残したまま集団でモデルをマージする

2024年12月3日に発表。生物の「ニッチ」の考え方を借り、品質多様性(Quality Diversity)を重視した進化計算とモデルマージを組み合わせて、得意分野の異なるLLMエージェントの集団を作る手法です。公式は「知識やスキルを忘却せず蓄積していく生涯学習への第一歩」と位置づけ、経済産業省のGENIAC事業の支援を受けた研究です(公式解説・arXiv:2410.14735)。

TAID — 大きなモデルの知識を小さなモデルへ効率よく移す

2025年1月30日に発表した知識蒸留の新手法で、論文はICLRに採択されています。TAIDで学習した小規模日本語モデル「TinySwallow-1.5B」は、公式発表で同規模のモデルの中で最高性能とされ、APIを介さずスマートフォンやPC上で完結してチャットできる点が特徴です(公式解説・arXiv:2501.16937・Hugging Face)。

M2N2 — 「競争と引力」でモデルを融合する

2025年8月25日に発表した論文「Competition and Attraction Improve Model Fusion」の手法です。モデルを自然界の生物のように競争・交配させ、強みを組み合わせた次世代を生む進化的なモデル融合で、進化計算の国際会議GECCO 2025で最優秀論文の次点(runner-up)に選ばれました(公式解説・arXiv:2508.16204・GitHub)。

AIサイエンティスト(The AI Scientist)— AIがAI研究そのものを自動化する

2024年8月13日にプレプリントとして公開した、アイデア創出から実験・論文執筆・査読までをAIが自律的に行うシステムです。2025年3月にはAIが生成した未修正の論文をICLR 2025のワークショップ「ICBINB」のブラインド査読に提出し、ある論文が平均スコア6.33で査読を通過したと公式が発表。2026年3月26日には、ブリティッシュコロンビア大学・Vector Institute・オックスフォード大学との共同研究として論文が学術誌Natureに掲載されました(公式発表・Nature・arXiv:2408.06292・GitHub(v2))。

Trinity・Conductor・AB-MCTS — 製品FuguとMarlinの土台

商用製品を支えるのは、複数モデルを「指揮する」系統の研究です。Trinity(進化的に作ったLLMコーディネーター)とConductor(強化学習で自然言語の指示を書き分け、どのモデルにどのサブタスクを渡すかを学習)はいずれもICLR 2026の採択論文で、Sakana Fuguの基礎になっています。2025年7月1日に発表したAB-MCTS(複数モデルの試行錯誤を木探索で束ねる推論時スケーリング)は、Sakana Marlinの仮説立案から検証までの自律ループに使われています(Trinity arXiv:2512.04695・Conductor arXiv:2512.04388・AB-MCTS公式解説)。

研究組織としては、2026年6月5日に「AIがAIを作る」再帰的自己改善を扱うRSI Lab、2026年9月18日に現行パラダイムの外側を探るFrontier Intelligence Group(FIG)の設立を公式ブログで発表しています。2025年2月の「AI CUDA Engineer」で速度改善の主張が外部検証で再現できなかった経緯(前章参照)も含め、公開研究の量と透明性の高さがこの会社の技術評価の土台です。

企業はサカナAIを使えるのか — 提供形態と料金

Sakana FuguはOpenAI互換のAPIとして提供されており、既存のOpenAI SDKをそのまま使ってbase_urlを差し替えるだけで呼び出せます(公式スタートガイド)。

from openai import OpenAI

client = OpenAI(
    base_url="https://api.sakana.ai/v1",
    api_key="YOUR_API_KEY"
)

response = client.responses.create(
    model="fugu-ultra",
    input="質問内容",
    timeout=120.0,
)

Sakana Fugu APIの呼び出しフロー図。OpenAI SDKを準備、base_urlをapi.sakana.aiに変更、fugu-ultraモデルを呼び出すの3ステップ

Sakana Fuguの料金体系は「月額サブスクリプション」と「従量課金(トークンプラン)」の2種類で、以下は2026年9月22日に公式Consoleの料金ページで確認した値です。サブスクリプションはいずれもFugu・Fugu Ultra・Fugu Maxを含み、公式は「本格的なワークロードにはトークンプラン、日常的な利用にはサブスクリプション」と案内しています。

プラン 月額 想定用途
Standard $20 軽量な日常利用
Pro $100 週数回の集中的な利用(Standardの10倍利用量)
Max $200 長時間の高負荷ワークロード(Standardの20倍利用量)

本番ワークロード向けの従量課金(トークンプラン)は、月額プランより高い優先度で処理されます。Fugu Ultra(fugu-ultra-v2.0)は100万トークンあたり入力$5・出力$30・キャッシュ入力$0.50で、コンテキストが272Kトークンを超えると入力$10・出力$45・キャッシュ入力$1.00に切り替わります。2026年9月11日に追加されたFugu Max(fugu-max-v1.0)はコンテキスト長にかかわらず一律で入力$2・出力$6・キャッシュ入力$0.25、web_searchとweb_fetchは1回$0.007です。標準モデルのFuguは、動いたエージェントが1つならその基盤モデルの標準レート、複数なら関与した最上位モデルに基づく単一レートで課金され、モデル料金を積み上げない方式です。Fugu Cyberは営業チームへの問い合わせが必要です(いずれも2026年9月22日時点の公式値・変更される可能性があります)。なお、サブスクリプションはSakana AI API Platform専用で、Sakana Chatの利用上限とは別扱いだと公式ページに明記されています。

日本語特化のSakana Namazu API(sakana-namazu-v1.0)は月額サブスクリプションを持たない純粋な従量課金制で、100万トークンあたり入力$0.95・出力$4.00・キャッシュ入力$0.15、Web検索が$7.00/1,000回、コード実行が$0.12/時間です(思考トークンは出力と同じ単価・2026年9月22日公式ページ)。請求は米ドル建てのみで、円建て払い・請求書払い・リージョン指定・ゼロデータ保持は法人プランで個別相談になります。一点注意が必要なのは、Namazuは2026年9月22日時点でEU/EEA・英国・スイスでは提供されていないことです(GDPR等への対応を進めている段階と公式が説明)。企業単位での導入・カスタム契約については、公式サイトの問い合わせフォームから相談する形になっています。

サカナAIのモデル・サービス一覧(早見表・2026年9月22日時点)

商用API・Webサービス・研究公開モデルを、用途・提供形態・料金・商用利用の可否でまとめました。料金は2026年9月22日に公式ページで取得した値で、個別製品の使い方や料金の細かい比較は、FuguはSakana Fuguの使い方・Codex連携ガイド、NamazuはSakana Namazu完全ガイドに譲ります。

製品 用途 提供形態 料金(公式・2026年9月22日) 商用利用
Sakana Fugu(標準) 日常のコーディング・コードレビュー・チャットボット。性能とレイテンシのバランス重視 OpenAI互換API(Console)/Sakana Chat 従量: 動いた基盤モデルの標準レート(積み上げなし)/サブスク: Standard $20・Pro $100・Max $200/月 可(API利用規約・Usage Policyの範囲内)
Fugu Ultra(v2.0・2026年9月11日) 複雑な多段推論・自律リサーチ・フルスタック開発。品質最優先 同上 100万トークンあたり入力$5・出力$30・キャッシュ$0.50(272K超は$10・$45・$1.00) 可
Fugu Max(v1.0・2026年9月11日) コスト効率重視。オープン・特化モデル(NVIDIA Nemotron含む)の最大プールを指揮 同上 100万トークンあたり入力$2・出力$6・キャッシュ$0.25(一律)。web_search/web_fetch $0.007/回 可
Fugu Cyber(v1.0・2026年7月21日) セキュリティ分析・脆弱性調査・脅威インテリジェンス API(営業経由) 要問い合わせ 可(営業契約。国家安全保障・軍事・インテリジェンス用途は事前の書面承認が必要)
Sakana Namazu(sakana-namazu-v1.0・2026年8月3日) 日本語の指示による問題解決・日本の業務文脈。Web検索・コード実行を内蔵 OpenAI互換API/Sakana Chat/Sakana Translate 100万トークンあたり入力$0.95・出力$4.00・キャッシュ$0.15。Web検索$7.00/1,000回、コード実行$0.12/時間。月額なし・米ドル建て 可(EU/EEA・英国・スイスは未提供)
Sakana Marlin(2026年6月15日GA) 仮説立案から検証までを約8時間で回すリサーチレポート生成。PowerPoint出力・Interactive Reading(9月16日追加) Webサービス(Stripe決済・適格請求書対応) 都度払い: 1クレジット98円(1実行100クレジット)/Pro 月額150,000円(2,000クレジット)/Team 月額400,000円(6,000クレジット)/Enterprise 個別見積もり 可(事業者向けサービス。入力データの学習利用はオプトインのみ)
Sakana Translate Namazuによる翻訳・校正・質疑 Webサービス 2026年9月22日時点で公式ページに料金表の記載なし 利用規約を確認
Sakana Chat Fugu MaxとNamazuを切り替えて試せるチャット(2026年9月17日にメモリー機能追加) Webサービス サブスクリプションプランなし(利用上限あり・API Platformの契約とは別) 利用規約を確認
EvoLLM-JP/EvoVLM-JP/EvoSDXL-JP(2024年3月) 進化的モデルマージで作った日本語LLM・画像言語モデル・画像生成モデル Hugging Face/GitHub(オープンウェイト) 無料 EvoLLM-JP-v1-7Bは研究用途(Microsoft Research License継承・商用利用は想定外とモデルカードに明記)。各モデルカードを確認
Evo-Ukiyoe/Evo-Nishikie(2024年7月21日) 浮世絵風の画像生成・浮世絵のカラー化 Hugging Face(オープンウェイト) 無料 研究・開発目的(スクリプトとLoRA重みはApache 2.0、生成パイプラインのライセンスは元モデルを継承)
TinySwallow-1.5B(2025年1月30日) TAIDで蒸留した端末内で動く小型日本語LLM Hugging Face/GitHub/Webアプリ 無料 Apache 2.0(Qwen由来。Gemma Termsの順守が条件とモデルカードに明記)

「商用利用」欄の「可」はSakana AI API Platformの利用規約とUsage Policyの範囲内で業務利用できることを指し、次章で規約の要点を整理します。研究公開モデルはモデルごとにライセンスが違うため、必ずHugging Faceのモデルカードを確認してください。

サカナAIの商用利用・ライセンスと導入前の注意点

FuguとNamazuを業務で使う前に確認すべきことを、Sakana AI API Platform利用規約(2026年7月21日施行)、Usage Policy(同日施行)、Namazu・Fugu各公式ページの記載から整理しました(2026年9月22日参照。原文の解釈は法務部門と確認してください)。

サカナAIのAPIを業務で使う前の確認点。データと提供地域(学習利用は既定オン→オプトアウト・国内処理は保証なし・EU・英国・スイスは未提供)、請求と利用条件(請求は米ドル建て・出力での再学習・蒸留は禁止・輸出規制の順守)
図: サカナAIのAPIを業務で使う前に確認する6点(Sakana AI API Platform利用規約・2026年9月22日参照)

API利用規約で押さえる5点

  1. 入力・出力は既定でモデル学習に使われうる:規約は、入力と出力(コンテンツ)を自社モデルの学習・改善に使う「Training Use」を定め、Consoleの設定画面からオプトアウトできると規定しています。ただし、すでに学習に使われた分は遡って取り消せない場合があること、オプトアウト後もサービス提供・法令順守・セキュリティ目的の利用は続くことが明記されています。Namazu公式ページのFAQも「初期設定では学習に利用する場合がある」と説明しています。
  2. データ保持の義務はない:Sakana AIは入力・出力を保存する義務を負わず、バックアップは利用者の責任と定めています。ログや出力を業務記録として残す場合は自社側で保存設計が必要です。
  3. 出力を使った新モデルの学習・蒸留は禁止:サービスやコンテンツを使って新しい機械学習モデルを生成・学習・微調整・蒸留・抽出する行為は禁止行為に列挙されています。Fuguの出力で自社の小型モデルを蒸留する、といった使い方は規約違反になります。
  4. 準拠法と裁判所:日本の利用者は日本法が準拠法で東京地方裁判所の専属管轄、日本語版が優先。日本国外の利用者は米カリフォルニア州法が準拠法で英語版が優先と、利用者の所在で条項が分かれています。
  5. 輸出管理・制裁法の順守が条件:米国の禁輸対象国・制裁対象者へのサービス提供や再輸出を禁じる貿易・輸出管理条項があります。Usage Policyでは、国家安全保障・軍事・インテリジェンスに関わる用途はSakana AIの事前の書面承認がなければ使えないと定めています。

データの所在・地域・通貨

Namazu公式ページのFAQは、2026年9月22日時点で「データ処理を日本国内で完結させることは保証していない」と明言しており、EU/EEA・英国・スイスでは提供していません。請求は米ドル建てで、円建て払い・請求書払い・リージョン指定・ゼロデータ保持(zero data retention)は法人プランでの個別相談になります。Fuguについては、モデルプールに外部ベンダーのフロンティアモデルが含まれるため、データがどのモデルを経由して処理されるかは利用者側で特定できません。この点は姉妹メディアのSakana Fuguガイドで「機密分類の高いデータには使わない、または法務・情報セキュリティと利用規約を確認してから使う」と整理しているとおりで、本記事も同じ立場です。

「輸出規制リスクなし」をどう読むか

Sakana Fuguは公式に「輸出規制のリスクなしにフロンティア級の性能を提供する」と説明しており、米国発モデルの利用制限が続いた2026年6月以降、日本企業がFuguを検討する動機の一つになっています(背景はアジア勢が米AI統制の空白を埋める|Sakana Fugu等を比較を参照)。ただしFuguのプールには米国のフロンティアモデルも含まれ、プール内のモデルが規制対象になった場合は代替モデルで補完される仕組みであって、リスクがゼロになるわけではありません。また公式のFuguページは「Fugu Ultraの学習カットオフは2026年8月28日、Fable 5・Fable 5.1・GPT-6-Astraはモデルプールに含まれない」と明記しているため、「最新の米国モデルの性能がそのまま使える」と読むのは正確ではありません。重要業務ではフォールバック手段を別に持つ前提で評価してください。

日本語特化モデルの限界と検証の勧め

Sakana Namazuはオープンモデル Kimi K2.6 に日本語と日本の業務向けの追加学習を施した単一モデルで、公式は「高度な推論・問題解決能力はベースモデルと同等を維持」と説明しています。一方で、Fuguの日本語出力品質はプール内のモデルに依存するため、社内文書・敬語・業界用語の品質は自社データで比較検証するのが安全です。ベンチマークの数値は公式ページの自己申告であり、第三者評価とは条件が異なる点も押さえておいてください。

研究公開モデルのライセンス

Hugging Faceで公開されている研究モデルは、モデルごとに条件が違います。EvoLLM-JP-v1-7Bはモデルカードに「商用利用やミッションクリティカルな環境での利用は想定していない」と書かれ、含まれるWizardMathの関係でMicrosoft Research Licenseが適用されます。Evo-Ukiyoe/Evo-Nishikieは研究・教育目的での公開で、スクリプトとLoRA重みはApache 2.0ですが、生成パイプライン全体のライセンスは元モデルを継承します。TinySwallow-1.5B-InstructはApache 2.0ですが、学習データの関係でGemma Termsの順守が条件です。業務で使う場合は、必ず各モデルカードのLicense欄を確認してください。

Sakana Marlinは扱いが別

Marlinは法人・事業者向けのWebサービスで、公式FAQによれば入力データのモデル学習利用は明示的な同意(オプトイン)がある場合に限られ、APIプラットフォームとは既定が逆です。1回の調査は目安約8時間で即時応答型ではないこと、公開情報の少ないテーマには向かないことも公式が明記しています。

日本のAI業界での位置づけ

サカナAIと関わりの深い企業の関係図。出資者のNTTグループ・NVIDIA・三菱UFJ・KDDI・Khosla Ventures、共同プロジェクトのパートナーである大和証券グループ

OpenAIやAnthropic、Googleが巨大な計算資源を投じて基盤モデルを事前学習するのに対し、サカナAIは「オープンウェイトモデルを進化的に組み合わせる・ファインチューニングする・オーケストレーションする」というアプローチを取っています。海外で「Sovereign AI(自国主権AI)」戦略と呼ばれる潮流の中で、限られた計算資源でも国産のAI基盤を持てることを示すロールモデルとして注目されている企業です。

実務での活用も進んでいます。2026年8月5日には大和証券グループとの共同AIプロジェクトが、ウェルスマネジメント業務支援AIの開発について本格展開フェーズへ移行したと発表されました。さらに同年8月24日には、防衛省の「総合分析業務に必要なAI機能の調査・実証」を受注したと公式発表しています。金融や官公庁など高度な信頼性が求められる領域での実証が積み上がっている点は、単なる研究段階のスタートアップから一段進んだ状況を示しています。

公式ブログの「Partnerships」タグで確認できる、2025年以降の主な提携・受注は次のとおりです(2026年9月22日参照)。

発表日 内容(公式発表)
2025年5月19日 三菱UFJ銀行と数年にわたる包括的パートナーシップ契約
2025年6月10日 北國フィナンシャルホールディングスと地域金融×AIのMOU
2026年1月23日 Googleと戦略的パートナーシップ(GeminiやGemmaの活用・出資)
2026年3月6日 三菱UFJ銀行との「AI融資エキスパート」が実案件での検証フェーズへ
2026年3月13日 防衛装備庁 防衛イノベーション科学技術研究所からの複数年の委託研究を開始
2026年4月7日 総務省事業でSNS空間の可視化と偽・誤情報対策の技術開発を完了
2026年4月30日 SMBCグループと複数AIエージェントによる「提案書自動生成アプリケーション」を開発
2026年7月16日 NVIDIAと協業し、オープンモデルNemotronをSakana Fuguのエージェントとして統合
2026年8月5日 大和証券グループとの共同AIプロジェクトが本格展開フェーズへ
2026年8月24日 防衛省「総合分析業務に必要なAI機能の調査・実証」を受注
2026年9月10日 SCSK・住友商事と3社で包括業務提携(AIの研究開発力×統合実装力×産業展開力)

金融(MUFG・SMBC・大和証券・北國FHD)から防衛・公共(防衛省・防衛装備庁・総務省)、そして2026年9月のSCSK・住友商事との包括提携で製造業を含む幅広い産業へ、という順番で実装領域を広げているのが公式発表から読み取れる流れです。2026年7月3日には共同創業者の伊藤錬氏が国連「AI for Good」グローバル委員会の創設委員に就任したことも発表されています。

2026年8〜9月の最新動向 — 検索急増の背景

「サカナAI」「Sakana AI」の検索が直近で伸びている直接的な理由をGoogleが公式に説明しているわけではありません。ただし、同社の公式ブログを確認すると、2026年8月から9月にかけて以下の発表が短期間に集中していることが分かります(2026年9月22日時点)。

日付 発表内容
8月3日 Sakana Namazu APIの提供開始(新世代・Kimi K2.6ベース)
8月5日 大和証券グループとの共同AIプロジェクトが本格展開フェーズへ
8月10日 Sakana FuguのConductorモデルをGemma 4ベースで検証
8月13日 Sakana Chatで「Sakana Fugu」と新世代「Sakana Namazu」が利用可能に
8月21日 Sakana Translateを新世代Sakana Namazuへ更新
8月24日 防衛省の総合分析業務向けAI機能の調査・実証を受注
9月10日 SCSK・住友商事と3社で包括業務提携
9月11日 Fugu MaxとFugu Ultra v2を公開(Fugu Maxは入力$2・出力$6/100万トークン)
9月16日 Sakana Marlinに「Interactive Reading」とPowerPoint出力を追加
9月17日 Sakana ChatをFugu Maxに刷新し、メモリー機能を追加
9月18日 研究組織 Frontier Intelligence Group(FIG)を発表

製品の商用化・提携・官公庁とのプロジェクトが8月から9月中旬まで相次いだニュースクラスターが、検索需要の押し上げに寄与した可能性があります。ただし、これは公式発表の日付から導いた推測であり、Google側の検索意図の内訳を直接裏付ける一次情報ではない点には留意してください。

よくある質問

Q. サカナAIはどこの国の会社ですか?

日本の会社です。2023年7月に東京で設立され、本社は東京都港区の麻布台ヒルズ 森JPタワー22階にあります(公式Corporate Info・2026年9月22日参照)。創業者3名のうち2名は海外出身の研究者ですが、法人はSakana AI株式会社として日本で登記され、公式サイトも「Building Frontier AI in Japan」を掲げています。

Q. サカナAIの社名の由来は何ですか?読み方は?

「Sakana」は日本語の「さかな(魚)」に由来し、読み方は「サカナ・エーアイ」です。ロゴは単純なルールから一つのまとまりを作る魚の群れを表し、進化と集合知という自然界の仕組みを研究に取り入れる姿勢と、群れから離れて泳ぐ赤い魚に「皆と同じことはしない」という意思を込めたと公式ブログ(2024年1月のシード調達発表)で説明されています。製品名のFugu(ふぐ)・Namazu(なまず)・Marlin(かじき)も魚にちなんでいます。

Q. サカナAIの創業者は誰ですか?

元Google Brain研究者のDavid Ha氏(CEO)、Transformerの論文「Attention Is All You Need」の共著者Llion Jones氏(CTO)、外務省出身の伊藤錬氏(社長・公式英語表記はChairman)の3名が共同創業者です(公式Corporate Info)。

Q. サカナAIは上場していますか?株は購入できますか?

2026年9月22日時点で未上場で、IPOの予定・時期に関する公式発表もありません。未上場のため証券取引所を通じた株式購入はできず、「株価」も存在しません。株主構成と資金使途は本記事の「サカナAIは上場している?」の章にまとめています。

Q. サカナAIはなぜ炎上したことがあるのですか?

2025年2月に発表した「AI CUDA Engineer」というGPUコード自動最適化技術について、主張していた速度改善が外部の検証で再現できないケースがあると指摘を受けたことがあります。サカナAIは該当ページを取り下げ、評価プロセスを見直すと発表しました。現在の商用製品(Fugu・Namazu)とは別の研究発表に関する出来事です。

Q. サカナAIの料金はいくらですか?

Sakana FuguはStandard(月額$20)・Pro(月額$100)・Max(月額$200)のサブスクリプションと、トークン単位の従量課金(Fugu Ultra v2.0は100万トークンあたり入力$5・出力$30、Fugu Maxは入力$2・出力$6)の2種類があります。Namazuは純粋な従量課金制(入力$0.95・出力$4.00/100万トークン)、Marlinは都度払い1クレジット98円またはPro月額150,000円・Team月額400,000円です(2026年9月22日の公式値)。詳しくは本記事の早見表を参照してください。

Q. サカナAIの何がすごいのですか?

ゼロから巨大モデルを事前学習する主要プレイヤーとは異なり、既存のオープンウェイトモデルを進化的アルゴリズムで組み合わせる(進化的モデルマージ・M2N2・CycleQD)、大きなモデルの知識を小さなモデルへ移す(TAID)、AIに研究そのものをさせる(AIサイエンティスト・Natureに掲載)、複数のフロンティアモデルを指揮して一つのAPIにする(Sakana Fugu)といった手法で、少ない計算資源のまま世界水準の成果を出している点です。日本のメガバンク・通信キャリア・NVIDIA・Googleなど幅広い出資者を集め、金融機関・防衛省との実証や受注も動いています。

まとめ — 会社の全体像を押さえたら、次は技術の中身へ

サカナAIは、日本語処理に強い「Sakana Namazu」、複数モデルを指揮する「Sakana Fugu」、リサーチを自動化する「Sakana Marlin」の3本柱で企業向けサービスを進める、東京発のAI研究開発企業です。NTT・NVIDIA・Google・メガバンクなど国内外の有力企業から累計約660億円を調達し、2026年9月22日時点では未上場のまま、商用サービスの拡充と金融・防衛・公共での実証を進めています。業務で使う場合は、学習利用のオプトアウト・データ所在・米ドル建て請求・出力での再学習禁止・輸出管理条項の5点を規約で確認してから始めてください。

会社の全体像を押さえたら、次は個別技術の中身をチェックしてみてください。

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参考・出典

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※ 本記事の情報は2026年10月時点のものです。サービスの料金・仕様は変更される可能性があります。最新情報は各サービスの公式サイトをご確認ください。

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