2026年9月30日時点で、Amazon Bedrock Managed Agents, powered by OpenAI(以下BMA)は、AWSとOpenAIが共同で開発し、2026年9月29日(米国時間)にプレビューとして公開された、OpenAIのエージェントをAWSの中だけで動かすためのAmazon Bedrockの機能です。使えるのは米国の3リージョン(バージニア北部・オレゴン・オハイオ)で、プレビューの間はBMAそのものに追加料金はかからず、モデル推論と、エージェントが使うAWSのリソースの料金だけがかかります。同じ日のOpenAI DevDay 2026でも、OpenAIがAmazonと組んで作ったものとして発表されました。
この記事の要点(2026年9月30日時点)
- OpenAIのAgents APIをAWS向けに作り替えたサービス。エージェントのループとモデル推論はAmazon Bedrockで動き、コマンドとツールは自分で用意した実行環境で動きます
- 認証はIAMとSigV4署名で、OpenAIのAPIキーは要りません。セッションごとにIAMロールを渡します
- プレビューでは、サブエージェント、組み込みの長期記憶、セッションデータへの顧客管理のKMSキーが使えません
- 東京リージョンは対象外で、対応モデルの一覧も公開されていません(例の既定は
openai.gpt-5.6-luna)
対象読者:AWSを標準にしている会社で、OpenAIのモデルを使うエージェントを作る開発者。読み終えたらできること:Agents API・AgentCoreとの違いを説明でき、試すかどうかと実行環境を決められます。
この記事は、AWSの発表「Amazon Bedrock Managed Agents, powered by OpenAI, is now available in preview」(2026年9月29日)、Amazon Bedrockユーザーガイドのプレビューの章、OpenAIのドキュメント「Bedrock Managed Agents」と「DevDay 2026 Recap」を2026年9月30日に読んで整理したものです。コードはドキュメントの形のまま引用し、当社は執筆時点でBMAを動かしていません。
Bedrock Managed Agentsとは|基本情報と提供の段階
AWSの製品ページは、BMAを「OpenAIのモデル、Codexのハーネス、Amazon Bedrock AgentCoreの3つを組み合わせたもの」と説明しています。ハーネスは、エージェントの作業を取りまとめる部分です。9月29日のAWSの発表によると、BMAはOpenAIのAgents APIをAWSの資源とつながるようにカスタマイズした版の上に作られ、いまのID・権限・ガバナンスの仕組みのまま、AWSの中で動くエージェントを作れます。

| 項目 | 2026年9月30日時点の内容 |
|---|---|
| 正式名 | Amazon Bedrock Managed Agents, powered by OpenAI(略称BMA)。日本語の製品ページでは「OpenAI 搭載の Amazon Bedrock マネージドエージェント」 |
| 提供の段階 | プレビュー。ユーザーガイドは「public preview」と書き、機能とAPIは変わる可能性があるとしている |
| リージョン | us-east-1(バージニア北部)・us-west-2(オレゴン)・us-east-2(オハイオ) |
| 呼び出し方 | bedrock-mantleのエンドポイントに、SigV4で署名したAPIリクエストを送る |
| 実行環境 | セルフホストのコンピュート、またはAmazon Bedrock AgentCore Runtime |
| 権限と記録 | エージェントごとにIAMロールで動き、対応するAPIの操作をAWS CloudTrailに記録(AWSの発表) |
| 料金 | プレビュー中はBMA自体の追加料金なし。正式提供の時に変わる可能性がある |
BMAは2026年4月28日に、OpenAIのモデル・Codex on Amazon Bedrockと並んで「限定プレビュー」として発表されていました。9月29日の発表は、対応するAPIから使い始められるプレビューになったことを告げるものです。なお、2026年9月30日時点で日本語の製品ページは「限定プレビュー」の表記のままでした。段階は英語の発表とユーザーガイドで確かめます。
OpenAIのAgents APIと同じところ・違うところ
OpenAIのドキュメントは、BMAを「Agents APIをAWS向けに合わせたもの」と説明し、比較の表を載せています。セッションとイベントという考え方は共通で、ループが動く場所・推論の場所・入口・実行環境・認証が違います。

| 項目 | OpenAI Agents API | Bedrock Managed Agents |
|---|---|---|
| エージェントのループ | OpenAIが管理 | Amazon Bedrockで実行 |
| モデル推論 | OpenAI API | Amazon Bedrock |
| APIの入口 | OpenAI API | Amazon Bedrockのサービスのエンドポイント |
| 実行環境 | OpenAIがホストするサンドボックス、セルフホストのサンドボックス、なし | AgentCore Runtime、セルフホストのコンピュート |
| 認証 | OpenAIのプロジェクトのAPIキー | AWSのIAMの認証情報とSigV4署名 |
OpenAIは「Agents APIでセルフホストのサンドボックスを選んでも、管理されたハーネスとモデル推論はOpenAIのサービスを使う」とも書いています。ループと推論までAWSの中に置けるのはBMAの方です。
リクエストの形も近く、セッションを作ってagent.session.input.messageのイベントで作業を送る流れや、"type": "self_hosted"・workspace_directory・capability_directoriesの項目名は同じです。AWS向けに足されたのは、BMAが引き受けるIAMロールを渡すrole_arn(プレビューの手順では必須)、AgentCore Runtimeを指す実行環境aws_bedrock_agentcore、openai.で始まるモデルID、/openai/v1/agents/sessionsのパスです。
ただし、AWSのユーザーガイドは「OpenAIがホストするAgents APIとBMAは、同じ機能を出すとも、同時に変わるとも限らない」と書き、OpenAIのドキュメントも、考え方が共通でもAPIの取り決めや使える機能が同じとは限らないとしています。Agents APIの例にあるサブエージェント(multi_agent)やプログラムからのツール呼び出し(programmatic_tool_calling)は、BMAのプレビューでは使えません。データの扱いでは、OpenAIのAgents APIは「データレジデンシーは米国だけで、Zero Data Retentionには対応しない」とドキュメントに書かれています。BMAは実行環境とモデル推論がAWSの中にとどまると説明されていますが、サービス側のセッションデータの保存期間は、2026年9月30日時点で公式に確認できていません。
動く仕組み|セッション・実行環境・exec server
アプリがセッションを作って指示と実行環境を渡し、メッセージを送ると、会話とモデルとのやり取りはBMAが受け持ち、ツールは利用者が用意した実行環境で動きます。ユーザーガイドが挙げる部品は次の6つです。

| 部品 | 役割 |
|---|---|
| セッション | 状態を持つ会話。モデル・指示・ツール・IAMロール・実行環境を指定する |
| ターン | 1つのメッセージに応える作業のまとまり |
| 実行環境 | コマンドが動く、利用者が用意する計算資源(セルフホストのコンピュートかAgentCore Runtime) |
| exec server | 実行環境をBMAにつなぐcodex exec-server。BMAへ外向きに接続する |
| アイテムとイベント | 残る出力と、進み具合を流すストリーム |
| セッションロール | 推論やAgentCore Runtimeの起動のためにBMAが引き受けるIAMロール |
exec serverはCodex CLI 0.154.0以降に含まれます。セルフホストでは、ホストからBMAへ外向きのHTTPSとWebSocketが通る必要があり、接続もSigV4で認証されます。セッションの状態はidle・in_progress・failedの3つですが、ユーザーガイドは「idleは成功の証拠ではない」と注意していて、アイテムとコマンドの終了コードを確かめます。セッションを消しても、S3やホストに置いたファイルは消えません。
AWSの資源との連携|IAMロール・VPC・S3・CloudTrail
AWSの発表は、エージェントごとにIAMロールで動くこと、重要な操作の前に人の承認を挟めること、CloudTrailに記録することを特長に挙げています。ユーザーガイドのセキュリティの節は、役割ごとにIAMロールを分け、必要な権限だけを渡すよう求めています。
| IDまたはロール | 役割 |
|---|---|
| デプロイ用のID | 例のCloudFormation・IAMなどの資源を作り、消す |
| BMAのクライアントのID | リクエストに署名する。BMAのAPIの権限とiam:PassRoleが要る |
| セッションロール | BMAが推論のために引き受ける。role_arnで渡す |
| AgentCore Runtimeの実行ロール | イメージ・ログ・ストレージ・exec serverの登録に使う |
セッションロールの信頼ポリシーの例です(123456789012は自分のアカウントID)。
{
"Version": "2012-10-17",
"Statement": [{
"Effect": "Allow",
"Principal": {"Service": "bedrock-mantle.amazonaws.com"},
"Action": "sts:AssumeRole",
"Condition": {
"StringEquals": {"aws:SourceAccount": "123456789012"},
"ArnLike": {"aws:SourceArn": "arn:aws:bedrock-mantle:*:123456789012:*"}
}
}]
}
推論の権限はbedrock-mantle:CreateInferenceで、モデルごとのARNを使わないため、条件bedrock-mantle:Modelでモデルを絞ります。呼び出す側にはbedrock-mantle:CreateAgentSessionなど7つのアクション、セルフホストのexec serverにはRegisterEnvironmentとConnectEnvironmentが要ります。
AgentCore Runtimeの例は、プライベートサブネットのあるVPC、S3のゲートウェイエンドポイント、NATゲートウェイ1つ、公開アクセスを止めたスキル用と出力用のS3バケット(TLS必須・S3管理の暗号化)を作ります。一方で、プレビューにはセッションデータへ顧客管理のKMSキーを指定する設定がありません。CloudTrailに記録される操作の一覧は、2026年9月30日時点で公式に確認できていません。人の承認については、ユーザーガイドが「外部に影響する操作の認可と人の確認は、アプリかツールの実装で行う」と書いています。
始め方|セルフホストとAgentCore Runtimeの2通り
ユーザーガイドには2つのチュートリアルがあり、どちらもAWSが用意した例のバンドル(bma-examples.zip)を使います。セルフホストの例はIAMロールだけを作り、AgentCore Runtimeの例はRuntime・ストレージ・ネットワークまで作ります。

| 実行環境 | 用意するもの | 向いている場面(ユーザーガイド) |
|---|---|---|
| セルフホスト | ホスト、作業フォルダ、動いているexec server | いまある開発マシンやコンテナを使いたい |
| AgentCore Runtime | exec serverを入れたRuntime | 管理されたランタイムとストレージを自分のアカウントに置きたい |
前提は、Node.js 20以上、AWS CLI バージョン2、SigV4に対応したcurlとjq、Codex CLI 0.154.0以降です。AgentCoreの例はPython 3とARM64のビルドに対応したDockerも使います。デプロイのリージョン・署名のリージョン・エンドポイントはそろえます。
セルフホストの手順
手順1で、self-hostedフォルダからIAMロールをデプロイします。
cd self-hosted
npm ci
npx cdk bootstrap
npm run deploy
手順2で、クライアントのプロファイルと作業フォルダを決め、セッションを作成します。
export AWS_PROFILE=my-bma-client-profile
export BMA_REGION=us-east-1
export BMA_ENDPOINT="https://bedrock-mantle.${BMA_REGION}.api.aws"
export BMA_WORKSPACE_DIRECTORY="$PWD/workspace"
mkdir -p "$BMA_WORKSPACE_DIRECTORY/skills"
./scripts/bma/0.create-session.sh
手順3で、2つ目のターミナルから./scripts/bma/1.attach-exec-server.shを実行してexec serverを接続し、動かしたままにします。手順4で2.submit-turn.sh "Run: uname -a"で作業を送り、3.read-result.shで結果を読みます。終わったら4.delete-session.shでセッションを消し、exec serverを止めます。
AgentCore Runtimeの手順
Linux ARM64用のCodexの実行ファイルをバンドルのbin/codexに置き、acrフォルダからスタックをデプロイします。セッションを作成したら、2.submit-turn.sh "Run the hello-bma skill."でサンプルのスキルを実行します。exec serverの接続は要らず、BMAがRuntimeを起動します。例のRuntimeはアイドルと最大の計算時間がどちらも28,800秒(8時間)で、出力は/mnt/outputから出力用のバケットへ同期されます。
セッションを作るリクエスト
APIリファレンスの例です。POST /openai/v1/agents/sessionsに次の本文を送ります。
{
"agent": {
"model": "openai.gpt-5.6-luna",
"instructions": "Use the workspace tools to complete the user's task."
},
"environment": {
"type": "self_hosted",
"workspace_directory": "/path/to/workspace",
"capability_directories": ["/path/to/workspace/skills"]
},
"role_arn": "arn:aws:iam::123456789012:role/BedrockManagedAgentsPreviewInferenceServiceRole",
"stream": false
}
対応していない項目は検証エラー(400)になることがあり、401・403は認証情報・署名・iam:PassRole・信頼関係、404はエンドポイントやプレビューへのアクセスを確かめます。本番環境で使用する前に、必ずテスト環境で動作確認してください。AgentCoreの例はNATゲートウェイなどを作るので、試したあとはnpm run destroyまで行います。
プレビューでできること・できないこと
ユーザーガイドの「Preview availability and limitations」が対応している作業として挙げるのは、セッションの作成・取得・一覧・削除、テキストの送信とターンの取り消し、アイテムとイベントの読み出し、コマンドの実行、ファイルシステムに置いたスキル(SKILL.md)の読み込み、実行環境で動くSTDIOのMCPサーバーです。
| 項目 | プレビューでの扱い |
|---|---|
| サブエージェント | 対応していない |
| プログラムからのツール呼び出し(code mode) | 対応する手順に含まれない |
| 長期記憶 | 組み込みの仕組みはない |
| 入力 | ドキュメントにある入力はテキスト |
| クロスリージョン推論プロファイル | 対応していない |
| セッションデータの顧客管理のKMSキー | 設定がない |
| コンソール | 手順はAPIと例で書かれている |
製品ページは「専門のエージェントを連携させる」「推論・記憶・スキルを扱う」と書いていますが、プレビューのドキュメントではサブエージェントと組み込みの長期記憶はありません。セッションをまたぐ記憶が要るなら、データストアを自分で用意します。
AgentCore・Strands・Bedrock Agentsとの使い分け
AWSの説明では、BMAとAgentCoreは置き換えの関係ではありません。AWSはAgentCoreを「任意のモデルとフレームワークで使えるオープンな基盤」と呼び、BMAの既定の実行環境になるとしています。BMAはOpenAIのモデル向けに最適化したものという位置づけです。ここでは4つの選択肢を、公式の記載と当社の見方に分けて並べます。

| 選択肢 | 公式の記載(要約) |
|---|---|
| Bedrock Managed Agents | OpenAIのモデルとCodexのハーネスを組み合わせた、OpenAIのモデル向けに最適化した仕組み。プレビュー |
| Bedrock AgentCore | 任意のモデルとフレームワークで使える基盤。HarnessはAmazon Bedrock・OpenAI・Google Gemini・OpenAI互換のモデルに対応。BMAの既定の実行環境 |
| Strands Agents | AgentCore Runtimeが対応するオープンソースのフレームワークの1つ |
| Bedrock Agents Classic | 2026年7月30日から新しい顧客の受付を終了。AWSはAgentCoreへの移行を勧め、移行ガイドにBMAは出てこない |
出典:AgentCoreの開発者ガイド、Agents Classicの保守モードの説明ほか(参照日: 2026-09-30)。詳しくはAmazon Bedrock AgentCore完全ガイド、AWS Strands Agents完全ガイド、Bedrock Agents Classic新規停止とAgentCore移行で書いています。
当社の見方|どれから試すか
- OpenAIのモデルに決めていて、推論とループをAWSの中に置く必要がある:BMAが候補です。ただしプレビューなので、いまは開発用のアカウントで形を確かめる段階です
- 複数の会社のモデルを使いたい、サブエージェントや長期記憶が今すぐ要る:AgentCoreのHarnessか、Strands AgentsなどでAgentCore Runtimeに載せる形が条件に合います
- AWSの中に置く決まりがない:BMAのプレビューで使えない機能がOpenAIのAgents APIでは使えます。自分でループを組むならOpenAI Agents SDK完全ガイドも参考になります
性能や使いやすさの優劣は、2026年9月30日時点の公開情報からは判断できません。
料金とリージョン|東京リージョンは対象外
AWSの発表は「プレビューの間は、エージェントが使うAWSリソースのほかにBMAの追加料金はない。料金は正式提供の時に変わる可能性がある」と書いています。ユーザーガイドは、モデル推論とAWSのリソースに料金がかかるとし、Amazon BedrockとAgentCoreの料金ページを案内しています。
| 費用 | プレビュー中の扱い |
|---|---|
| BMAそのもの | 追加料金なし |
| モデル推論 | Amazon Bedrockの料金 |
| AgentCore Runtime | AgentCoreの料金 |
| NATゲートウェイ・S3など | 各サービスの料金。ターンが動いていない間もかかることがある |
OpenAIの「OpenAI on Amazon Bedrock」は、Bedrockの利用はAWSを通じて請求され、商用リージョンの料金は同じサービスのOpenAI直接の料金と同じだと書いています。モデルごとの単価は料金ページでモデルを選ぶと表示される作りで、この記事では転記していません。
エンドポイントはhttps://bedrock-mantle.us-east-1.api.awsのように、リージョンごとに分かれます。東京リージョン(ap-northeast-1)は2026年9月30日時点で対象外で、クロスリージョン推論プロファイルにも対応していないため、セッションは米国の3リージョンのどれかで動かします。AgentCore Runtimeの新しい版は9月18日の発表で東京でも使えますが、BMAの例はリージョンをそろえる前提です。データを国内で処理する決まりがある会社は、正式提供とリージョン追加の告知を待つのが現実的です(当社の見方)。
【要注意】導入前によくある失敗パターン
AWSとOpenAIのドキュメントを読み比べると、つまずきやすい点が4つあります。
失敗1:Agents APIのリクエストをそのまま送る
❌ OpenAIのAgents API向けのリクエストを、エンドポイントだけ替えてBMAに送る
⭕ モデルIDをopenai.付きにし、role_arnを入れ、multi_agentなどの対応外の項目を外す
なぜ重要か:対応していない項目は400の検証エラーになることがあると、AWSのAPIリファレンスが書いています。
失敗2:人の承認をサービス任せにする
❌ 発表の「人の承認を挟める」を読み、承認の仕組みを作らずに外部への書き込みを許す
⭕ 認可と人の確認をアプリかツールで組み、MCPのツールはallowed_toolsで絞る
なぜ重要か:ターンを取り消しても、終わったツールの副作用は戻りません。
失敗3:セッションを消して片付いたと思う
❌ 4.delete-session.shだけ実行し、例のスタックを残す
⭕ 出力を控えてからnpm run destroyで消し、NATゲートウェイとRuntimeが残っていないか確かめる
なぜ重要か:デプロイしたスタックは、ターンが動いていなくても料金がかかり続けることがあります。
失敗4:日本語の製品ページで段階を判断する
❌ 「限定プレビュー」の表記を見て、試すのを後回しにする
⭕ 英語の発表とユーザーガイドで段階を確かめ、自分のアカウントで使えるかはAPIを呼んで確かめる
なぜ重要か:日本語ページは更新前の表記のままで、APIリファレンスは404がプレビューへのアクセスがない場合にも返ると書いています。
よくある質問
Bedrock Managed Agentsは無料で使えますか?
プレビューの間はBMAそのものに追加料金はかかりません。ただし、モデル推論と、AgentCore Runtime・S3・NATゲートウェイなどのAWSのリソースには料金がかかります。
OpenAIのAPIキーは必要ですか?
いいえ。ユーザーガイドの例はAWSの認証情報でSigV4の署名をし、OpenAIのAPIキーは要らないと書いています。
どのモデルが使えますか?
「対象のリージョンとアカウントで使える、BMA対応のOpenAIのモデル」とだけ書かれていて、一覧は2026年9月30日時点で公式に確認できていません。例の既定はopenai.gpt-5.6-lunaです。9月29日にAmazon Bedrockで一般提供になったGPT-6.1 Solも、BMAで使えるかは書かれていません。
DevDayで発表されたAgents APIのComputer useはBMAでも使えますか?
2026年9月30日時点で公式に確認できていません。BMAのドキュメントが対応として挙げるのは、コマンドの実行・スキル・STDIOのMCPサーバーで、Computer useには触れていません。
Claude Managed Agentsとは何が違いますか?
別の会社の別の製品です。Claude Managed AgentsはAnthropicが提供する、Claudeのエージェントを動かす基盤のAPIです(Claude Managed Agentsとは)。BMAはAWSとOpenAIが共同で開発した、OpenAIのモデル向けのAmazon Bedrockの機能です。
Codex on Amazon Bedrockとは何が違いますか?
Codex on Amazon Bedrockは、コーディングエージェントのCodexをCodex CLIなどからBedrock経由で使う形です。BMAは自分のアプリで動くエージェントを作るAPIで、実行環境をつなぐexec serverにCodex CLIを使います。
まとめ
Bedrock Managed Agentsは、OpenAIのAgents APIをAWS向けに作り替え、ループと推論をAmazon Bedrockの中で動かすサービスです。2026年9月29日にプレビューとして公開され、米国の3リージョンで、BMA自体の追加料金なしで試せます。一方で、サブエージェント・長期記憶・顧客管理のKMSキーはまだなく、対応モデルの一覧も出ていません。
試す前にやることは3つです。米国のリージョンに出してよいデータを社内で確かめる。開発用のアカウントでセルフホストの例から動かす。承認の流れや記憶など、プレビューで足りない部分をアプリ側とAgentCoreのどちらで補うかを決める。エージェントの基盤選びで相談先が必要な場合は、UravationでもAIエージェントの導入を支援しています。
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参考・出典
- Amazon Bedrock Managed Agents, powered by OpenAI, is now available in preview — AWS(2026年9月29日・参照日: 2026-09-30)
- Amazon Bedrock Managed Agents, powered by OpenAI (Preview) — AWS製品ページ(参照日: 2026-09-30)
- Amazon Bedrock Managed Agents, powered by OpenAI (preview) — AWSユーザーガイド(参照日: 2026-09-30)
- Set up permissions and prerequisites — AWSユーザーガイド(参照日: 2026-09-30)
- Run your first agent with self-hosted compute — AWSユーザーガイド(参照日: 2026-09-30)
- Run your agent on Amazon Bedrock AgentCore Runtime — AWSユーザーガイド(参照日: 2026-09-30)
- Security and IAM roles — AWSユーザーガイド(参照日: 2026-09-30)
- BMA preview REST API reference — AWSユーザーガイド(参照日: 2026-09-30)
- Preview availability and limitations — AWSユーザーガイド(参照日: 2026-09-30)
- Bedrock Managed Agents — OpenAI(参照日: 2026-09-30)
- Agents API — OpenAI(参照日: 2026-09-30)
- OpenAI on Amazon Bedrock — OpenAI(参照日: 2026-09-30)
- DevDay 2026 Recap — OpenAI(2026年9月29日・参照日: 2026-09-30)
- Amazon Bedrock now offers OpenAI models, Codex, and Managed Agents (Limited Preview) — AWS(2026年4月28日・参照日: 2026-09-30)
- Amazon Bedrock Agents Classic maintenance mode — AWSユーザーガイド(参照日: 2026-09-30)
- What is Amazon Bedrock AgentCore? — AWS開発者ガイド(参照日: 2026-09-30)
