AIエージェント開発

Manus 2.0とは|Cascade・Cue・変更点と注意点【2026年9月】

Manus 2.0とは|Cascade・Cue・変更点と注意点【2026年9月】

この記事の結論

Manus 2.0は2026年9月28日発表の新基盤。Cascade・Cloud Computer・Automations・Studio・新アプリCueの中身と既存ユーザーへの影響、法人が導入前に決めることを公式情報で整理します。

2026年9月30日時点で、Manus 2.0は、Manusが2026年9月28日に公式ブログで発表した新しい基盤と製品のまとまりで、柱は新しいエージェント・ハーネスCascade、常駐の専用環境Cloud Computer、出来事をきっかけに動くAutomations、デスクトップアプリを刷新したManus Studio、個人向けエージェントの新アプリCueの5つです。Cascadeについて公式は「1つの試験構成で」トークン23.2%減、完了時間28.2%減、実行費用32%減と書き、同日更新のヘルプでは「全体の平均ではない」と断っています。Manus 2.0はWeb・デスクトップ・モバイルで発表当日から使え、Cueは招待コード制の早期アクセスで無料です。

この記事の要点(2026年9月30日時点)

  • Manus 2.0は、公式が「バージョン更新ではない」と書く刷新です。新しい設計・新しい製品・新しい機能の組み合わせで、発表は2026年9月28日
  • Cascadeの数字(トークン23.2%減・時間28.2%減・費用32%減)は1つの試験構成での結果で、平均値ではありません。試験の条件は公開されていません
  • Cloud Computerは2026年4月30日から提供されていた常駐環境です。2.0では、対戦型ゲームのサーバーや自動化の置き場として購入する形が前に出ました
  • Automationsは、決めた時刻に加えて、新着メールやSlackのメッセージなどの出来事をきっかけに作業を始めます
  • CueはManus本体とは別のアプリで、エージェントごとにメールアドレス・電話番号・ウォレット・コンピューターを持ちます。早期アクセスで、招待コードがあれば無料です

対象読者:Manusを使っている、または導入を検討している開発者・PM・業務自動化の担当者。読み終えたらできること:2.0で何が変わり、自社の使い方のどこに影響するかを説明でき、法人で使う前に決めておく設定を洗い出せます。

この記事は、Manusの公式ブログ「Introducing Manus 2.0」(2026年9月28日)と、同じ日に更新された公式ヘルプ「What is new in Manus 2.0?」を2026年9月30日に読んで整理したものです。以前の機能との違いは、3月から9月までの公式ブログの記事と照らし合わせました。

料金については、2026年9月30日に公式の料金ページを取得しましたが、金額は画面の読み込み後に表示される作りで、文字として確認できませんでした。そのため、この記事には金額を書いていません。料金・無料枠・クレジットの数え方は、当サイトのManus入門記事(2026年9月26日更新)で公式ヘルプの値を整理しています。

Manus 2.0とは|9月28日に発表された5つの柱

公式ブログは冒頭で「Manus 2.0 is not a version update」と書き、新しい設計(architecture)、新しい製品、新しい機能の組み合わせだと説明しています。発表は3つの節に分かれています。1つ目が新しい基盤(Cascade・Cloud Computer・Automations)、2つ目がManus Studio、3つ目が個人向けエージェントの新アプリCueです。Manus Studioには、Video EditorとGame Devという2つの専用環境が加わりました。

Manus 2.0の構成。新しい基盤(Cascade・Cloud Computer・Automations)、Manus Studio(Video Editor・Game Dev)、Cue(個人向けエージェント)

名称 ひとことで 公式が挙げる使い方 2026年9月30日時点の提供状況
Cascade 新しいハーネス 企画書・ページ・動画・自動化を1つのプロジェクトの中で進める Manus 2.0の裏側で動く新しい仕組み
Cloud Computer 常駐の専用環境 対戦型ゲームのサーバー、24時間動かす自動化の置き場 購入して使う
Automations 出来事で動く自動化 新着メール、広告成果の変化、カレンダーの予定、Slackのメッセージ、Notionの更新をきっかけに作業を始める Manus 2.0で提供
Manus Studio 人とAIの共有作業場 文書・表計算・PDF・スライド、Webサイト・コード・ゲーム・動画を作る デスクトップアプリを刷新(macOS・Windows)
Cue 個人向けエージェント 会場探し・候補の絞り込み・資料の下書きを複数のエージェントで分担する 早期アクセス(招待コードがあれば無料)

このほか、スマホの音声で手元のPCを動かすRemote Controlと、その裏で動くComputer Useも2.0の一部として紹介されています。提供範囲について公式ブログは「Manus 2.0 is available now on the web, desktop, and mobile」とだけ書いており、プランごとの使える範囲は発表文にはありません。

Cascade|新しいハーネスと「1つの試験構成」の数字

Cascadeは、Manusが自社で作っているエージェント・ハーネス(モデルに道具と手順を渡して作業を進めさせる仕組み)の最新版です。公式の説明を短くまとめると、プロジェクトを軽く始める、必要な時だけ専門機能を足す、の2点です。その結果、企画書(brief)・ページ・動画・自動化が、1つのプロジェクトとしてつながったまま残ります。

Cascadeの考え方(軽く始める、必要な時だけ専門機能を足す、1つのプロジェクト)と、1つの試験構成での結果(トークン23.2%減・時間28.2%減・費用32%減)

効率の数字は次のとおりです。公式ブログの原文は「In one tested configuration」で始まり、ヘルプは「These results come from one tested configuration, not an overall average(1つの試験構成での結果で、全体の平均ではない)」と明記しています。比べる相手は「以前の仕組み(our previous system)」です。

指標 以前の仕組みとの比較(公式の記載) 但し書き
使ったトークン トークン23.2%減 1つの試験構成での結果。全体の平均ではない
タスクの完了時間 時間28.2%減
実行にかかった費用 費用32%減

数字だけが引用されがちですが、どんなタスクを、どのモデルで、何件試したのかは、2026年9月30日時点で公式に確認できていません。1つの試験構成での結果なので、自社の作業でクレジットの消費が同じ割合で減るとは読まないほうが安全です。

「作業に合わせて持ち込む道具を変え、最初から全部を読み込まない」という考え方は、当サイトのモデルルーティング設計ガイドで扱った、タスクの重さに合わせて使うモデルを変える設計と同じ方向です。エージェント・ハーネスという呼び方は他社も使っていて、例えばDeepSeek Harnessも同じ層の製品です。

Cloud Computer|4月からある常駐環境が、ゲームと自動化の置き場に

Cloud Computerは、Manus 2.0で初めて出たものではありません。Manusは2026年4月30日の公式ブログ「Introducing Cloud Computer」で、ボットやPythonスクリプトを24時間動かすクラウド上の専用マシンとして発表していました。2.0の発表では「プロジェクトに自分の場所が必要になった時の専用環境」として購入できると説明し、使いみちとして対戦型(マルチプレイヤー)ゲームのサーバーと、自動化を常に動かしておく場所の2つを挙げています。

4月30日の公式ブログは、Manusの実行環境を3つに分けて使い分けを示しています。

実行環境 向いている作業(2026年4月30日の公式ブログ) 特徴
一時サンドボックス Pythonスクリプト、分析、文書、Webアプリの作成 タスクのたびに立ち上がり、終わると閉じる
Manus Desktop(My Computer) 手元のPCのファイル整理、アプリの操作 自分のPCのファイルと処理能力を使う
Cloud Computer 24時間動くボット、データベース、OSSの自前運用、定時のスクレイピング 常時稼働で、ファイルと入れた道具がタスクをまたいで残る

法人で気をつけたいのは、同じ記事のFAQにある3点です。1つ目は、支払いを止めると常駐の環境が閉じられ、中の作業ファイルが削除されることです(チャットで渡された報告書や表などの成果物は履歴に残ります)。2つ目は、手元のPCから切り離されていて、ローカルのファイルにはアクセスできないことです。3つ目は、チームでのアクセス権が「そのセッションで最後にメッセージを送った人」を基準に決まることです。OSはUbuntuで、SSHかダッシュボードのWebターミナルから直接操作できます。

自分で用意する場合の入口は、4月30日の公式ブログに次のように書かれています。2.0では、Game Devから対戦用のサーバーとして直接選ぶ道も加わりました(後述)。

Settings > My Computer > Create Cloud Computer
(続けてプランを選び、場所とストレージを選ぶ)

プランと料金は、公式の料金ページと、ヘルプの「What is the Cloud Computer?」から案内されている料金の解説で確認してください。ヘルプによると、常駐が必要なタスクを頼むと、有効なプランがあればManusがCloud Computerを自動で割り当てます。

Automations|決めた時刻に加えて「何かが起きたら」動く

Automationsは、接続したサービスで何かが起きた時に作業を始める仕組みです。公式ブログは、これまでのScheduled Tasksは決めた時刻にしか作業を始められなかったと書き、きっかけの例として新着メール、広告成果の変化、カレンダーの予定、Slackのメッセージ、Notionの更新を挙げています。何を見張り、次に何をするかを1つのプロンプトで伝えれば、Manusがワークフローを組んで動かします。

Automationsの流れ。新着メール・カレンダーの予定・Slackのメッセージをきっかけに、Manusが下書きを用意し、出すかどうかは人が決める

公式ヘルプに書かれた設定の手順は3段です。

  1. きっかけ(trigger)を選ぶ
  2. 必要なサービスへのアクセスを許可する
  3. 次に何をするかをManusに伝える

ヘルプの例は、Xの製品アカウントを見張り、新しい投稿があれば、Manusが要約と読者向けのプロンプト例の下書きを用意するというものです。ヘルプはこの例を「You still decide what goes out.」、つまり出すかどうかは人が決める、という一文で締めています。

業務で指示を書くときは、きっかけ・やること・止める線の3つを分けて書くと、あとで見直しやすくなります。次は公式の例の形に合わせて当サイトが作った構成例で、動作を確かめた文面ではありません。

きっかけ:共有の問い合わせ用アドレスに新着メールが届いたとき
やること:本文を要約し、返信の下書きを作る
止める線:送信はしない。下書きができたらSlackの担当チャンネルに知らせ、人の確認を待つ

2026年5月18日の「Introducing Scheduled Tasks 2.0」には、信頼できるワークフローで送信・公開・投稿の前の確認を省く「Skip confirmations」の設定がありました。Automationsに同じ設定があるかどうかは、2026年9月30日時点で公式に確認できていません。社外に出る操作を含む自動化は、確認を残したまま始めるのが安全です。

Manus Studio|デスクトップアプリが人とAIの共有作業場に

Manus 2.0で、デスクトップアプリはManus Studioになりました。公式の説明は「人とAIの共有作業場」です。仕事の種類ごとに専門の道具が要る一方、すべての機能をすべてのタスクに持ち込むと遅く高くなるため、Studioはプロジェクトが必要とする機能だけを持ち込む、と書かれています。対象は文書・表計算・PDF・スライド、Webサイト・コード・ゲーム・動画です。ヘルプは、接続して許可したデスクトップのセッションでは、手元のファイル・フォルダ・道具をManusが直接使うと説明しています。

Video Editor|最初の編集版を作り、仕上げは自分で

Manusが最初の版を作ったあと、使ったクリップ・画像・文字・モーショングラフィックス・音声を、タイムライン上の別々の部品として渡します。曲を替える、自分で撮った製品写真に入れ替える、といった直しを、プロンプトを書き直して全体を作り直さずにできるのが変更点です。人が直したあとで、Manusに続きを頼むこともできます。

公式が挙げる用途は、30〜60秒の製品広告、AI UGC、データのモーショングラフィックス、チュートリアル、Vlog、動きが主役の動画です。動画とコードの生成を組み合わせ、Manusが演出まで担うAlchemy modeもあります。

Game Dev|遊べるひな形から作り、対戦はCloud Computerで

公式ヘルプによると、スクロール・ジャンプ・ブロックパズルなどの遊べるひな形から始め、最初のセッションで遊べる版ができます。Editパネルでは、動き・絵・場面・コードを手で直せて、1か所だけ変えてもほかはそのまま残ります。完成したら、リンクで誰でも遊べるWebサイトとして公開できます。対戦型にする手順は、次のとおりです。

Configure → Multiplayer → Select Cloud Computer → Buy one

サーバーの設定や通信の準備は、Manusが引き受けると説明されています。公式ブログは、レース・対戦・競技型・3Dのゲームに対応すると書いています。

Remote ControlとComputer Use|スマホの音声で手元のPCを動かす

Remote Controlは、スマホから音声で指示すると、手元のPCの画面をスマホに中継しながらManusが操作する機能です。公式の例は、移動中に「自宅のPCのローンチ用フォルダから最新の資料を探して送って」と頼むものです。

その裏で動くComputer Useは、接続して許可したセッションの中で、ManusがPC上の自分用の見える作業場を使い、許可したファイル・ブラウザ・アプリだけを扱う、と説明されています。2026年3月16日の「Introducing My Computer」では、端末のコマンドは実行前に1つずつ明示の承認が要り、「Always Allow」と「Allow Once」を選べると書かれていました。2.0のComputer Useで承認の単位がどうなるかは、2026年9月30日時点で公式に確認できていません。画面操作型のエージェントの設計の考え方は、Computer Use本番運用ガイドにまとめています。

Cue|エージェントごとにメール・電話番号・ウォレットを持つ新アプリ

Cueは、Manus本体とは別の、個人向けエージェントのためのアプリです。スマホとデスクトップで使え、Manusと同じ基盤の上に作られています。公式ブログの言い方では「Give it a cue, and it gets to work」、合図を出せば動き出すアプリです。

Cueのエージェントは、メールアドレス・電話番号・ウォレット・コンピューターを持つ。最終判断をするのは利用者

Cueのエージェントは、それぞれが自分のメールアドレス・電話番号・ウォレット・コンピューターを持ちます。これによって、メッセージを送る、利用者が決めた予算の範囲で支払う、自分のマシンでタスクを最後まで進める、ということができます。利用者の代わりに電話を受け、要約をCueに残すこともできると書かれています。

複数のエージェントを、共通の目標を持つグループチャットに入れると、作業を渡し合います。公式の例では、ニューヨークでのローンチに向けて、1つが会場を調べ、1つが候補を絞り、1つが資料を下書きします。方向を決め、最終判断をするのは利用者です。飲食店でQRコードを読み取ると、エージェントが注文したり順番待ちをしたりする使い方も紹介されています。

提供状況は次のとおりです。

  • Web・デスクトップ・モバイルで使える。iOS版はApp Storeの審査後に提供予定
  • 早期アクセスの段階で、招待コードがあれば無料。公式ブログは、先着・人数限定のコード「MEETCUE」を案内している
  • 公式ヘルプによると、Manusのサイドバーの「Agents (Cue!)」タブからQRコードを読み取ってアプリを入れ、サインイン時にコードを入れる
  • 日本から使えるかどうか、地域の条件は、2026年9月30日時点で公式に確認できていない

支払いができるウォレットと電話番号を持つエージェントは、会社の決裁や個人情報の扱いと直接ぶつかります。社員の代わりに動くエージェントを業務に入れる考え方は、AI社員を作れるツールの比較で扱っています。

当サイトの入門記事(9月26日版)から何が変わったか

当サイトのManus入門記事は、2026年9月26日に料金とクレジットを公式ヘルプの値で更新したばかりです。Manus 2.0の発表文とヘルプには、料金やクレジットの変更は書かれていません。料金・無料枠・クレジットの数え方はその記事が基本で、この記事は2.0で増えた部分を扱います。3月から9月の公式ブログと並べると、2.0の変化は次のように整理できます。

項目 2.0の前(公式ブログの掲載日) 2.0で(2026年9月28日)
繰り返しの作業 Scheduled Tasks 2.0(5月18日):決めた時刻に動く。同じタスクの中で続けられる Automations:決めた時刻に加えて、出来事をきっかけに動く
手元のPC My Computer(3月16日):デスクトップアプリから手元のファイルとアプリを使う Manus StudioとRemote Control:スマホの音声で手元のPCを動かす
常駐の環境 Cloud Computer(4月30日):24時間動く専用マシン ゲームのサーバーや自動化の置き場として購入。Game Devから直接選べる
内部の仕組み 公式は「以前の仕組み」とだけ書く Cascade(1つの試験構成でトークン23.2%減など)
動画の直し プロンプトを書き直して作り直す Video Editorでタイムラインを直接編集する
個人向けのアプリ ― Cue(Manus本体とは別の新しいアプリ・早期アクセス)

運営の体制も確認しておきます。Manusは2026年9月1日の公式ブログ「Manus Resumes Independent Operations」で独立運営の再開を告知し、創業チームが引き続き経営するとしています。同じ記事は、データをバックアップしてまだ復元していない利用者向けに復元ポータルを案内し、復元に期限はないと書いています。7月までの買収をめぐる経緯は、Manus買収破談の時系列にまとめています。

法人で使う前に決めること|許可の範囲・確認・データの置き場

2.0で増えたのは、頼まれた時に動くだけでなく、出来事をきっかけに動き、手元のPCを遠隔で操作し、常駐の環境を持つ部分です。便利になった分、情報システム部門が導入前に決めることも増えました。導入前に決めることは、次の5つです。

法人で導入前に決めること。許可するフォルダとアプリ、確認を省くかどうか、Cloud Computerのデータの控え、Cueは個人の試用にとどめる、提供元の状況

1. Computer Useで許可するフォルダとアプリ

Computer Useは、許可したファイル・ブラウザ・アプリだけを扱う仕組みです。裏を返すと、許可の範囲がそのまま触れる範囲になります。顧客情報や人事のフォルダ、社内の管理画面が開いたブラウザは、最初は許可から外しておくのが無難です。

2. Automationsで確認を省くかどうか

新着メールやSlackのメッセージをきっかけに動く自動化は、社外への送信や公開まで一気に進められます。最初は下書きまでを自動にし、送信・公開・投稿は人が確認する線を引いておきます。

3. Cloud Computerのデータの控え

支払いを止めると中の作業ファイルは削除されます。データベースや集計の元データを置くなら、外部のストレージへ控えを取る頻度と置き場所を先に決めておきます。

4. Cueは個人の試用にとどめる

Cueは早期アクセスの段階で、エージェントがウォレットと電話番号を持ちます。会社のカードや代表番号につなぐ前に、決裁と記録の決まりを作る必要があります。当面は、担当者が個人の範囲で試すのが現実的です。

5. 提供元の状況を定期的に確かめる

Manusは2025年12月29日の公式ブログでMetaへの参加を発表し、2026年9月1日の公式ブログで独立運営の再開を告知しました。1年足らずで運営の体制が変わっているので、契約の相手、データの保管場所、規約の更新を、四半期に一度は確かめる担当を決めておくと安心です。安全性と企業での使い方については、姉妹メディアのManus AIの危険性と企業利用の可否も参考になります。

【要注意】よくある失敗パターン

発表の直後に起こりやすい読み違いと、設定の失敗を4つ挙げます。

失敗1:Cascadeの数字で費用の削減を見込む

❌ 「費用32%減」を前提に、Manusの予算を下げる

⭕ 1つの試験構成での結果と理解し、同じ種類のタスクのクレジット消費を記録して、以前の記録と比べてから判断する

なぜ重要か:公式ヘルプ自身が「全体の平均ではない」と書いています。タスクの種類で消費は大きく変わります。

失敗2:Automationsに社外への送信まで任せる

❌ 新着メールをきっかけに、返信の送信まで自動にする

⭕ 下書きを用意するところまでを自動にし、送信は人が確認する

なぜ重要か:公式ヘルプの例も「出すかどうかは人が決める」で終わっています。誤った返信は取り消せません。

失敗3:Cloud Computerの中だけにデータを置く

❌ 顧客リストや集計のデータベースを、Cloud Computerの中だけに置く

⭕ 定期的に外部のストレージへ控えを取り、支払いの担当者と止める時の手順を決めておく

なぜ重要か:支払いが止まると作業ファイルは削除されます。チャットに残るのは渡された成果物だけです。

失敗4:Cueを会社の決済や代表番号につなぐ

❌ 招待コードを使って、会社のカードや代表番号をつないだエージェントを作る

⭕ 早期アクセスの間は個人の試用にとどめ、予算の上限と記録の決まりを作ってから業務に広げる

なぜ重要か:エージェントが支払いと電話の受け答えを自分で行うため、誰の判断で何が起きたかを後から追えないと、社内の決裁の決まりと合わなくなります。

よくある質問

Manus 2.0は何がすごいのですか?

作ったものを人が直接直せるようになった点と、Manusが頼まれた時以外にも動くようになった点です。Video EditorとGame Devでは、Manusが作った最初の版をタイムラインやEditパネルで人が直し、また続きを頼めます。Automationsでは出来事をきっかけに作業が始まり、Cloud Computerで常に動かせます。内部ではCascadeという新しいハーネスに切り替わりました。

Manus 2.0で料金は変わりましたか?

Manus 2.0の発表文と公式ヘルプには、料金やクレジットの変更は書かれていません。2026年9月30日の取得では、料金ページの金額を文字として確認できなかったため、最新の金額は公式の料金ページで確認してください。Cloud Computerは別に購入する形です。

Manus 2.0は無料で使えますか?

発表文は、プランごとに使える範囲を書いていません。無料プランで2.0のどの機能が使えるかは、公式の料金ページで確認してください。新アプリのCueは、早期アクセスの間は招待コードがあれば無料です。

Manusは安全ですか?

2.0では、Computer Useは許可したファイル・ブラウザ・アプリだけを扱い、Cloud Computerは手元のPCから切り離されている、と公式は説明しています。一方で、自動化の確認を省く設定や、支払いができるCueのエージェントなど、使い方しだいで影響が大きくなる機能も増えました。企業で使うかどうかの判断材料は、Manus AIの危険性と企業利用の可否にまとめています。

ManusとChatGPTの常駐エージェントは何が違いますか?

同じ週に、OpenAIも2026年9月29日に常時動くエージェント「dots」を発表しました。dotsはGPT-6 Astraで動き、自分のクラウドのコンピューターとブラウザを持ち、4,000以上のアプリとつながります。ChatGPTのPro・Business Premium・Enterpriseの対象市場から順に提供されます。Cueはエージェントごとにメールアドレス・電話番号・ウォレット・コンピューターを持ち、Manus本体とは別のアプリとして招待コード制の早期アクセスで始まりました。自分用のコンピューターを持って常に動く点は共通で、提供の形が違います。

Cloud Computerは2.0で新しく出た機能ですか?

いいえ。Cloud Computerは2026年4月30日の公式ブログで発表されていました。2.0では、ゲームのサーバーや自動化の置き場として購入する形が前に出て、Game Devの設定から直接選べるようになりました。

まとめ

Manus 2.0は、2026年9月28日に発表された新しい基盤と製品のまとまりです。Cascadeで内部の仕組みが替わり、Automationsで出来事をきっかけに動き、Manus Studioで人が直接直せるようになり、Cueで個人向けエージェントの新アプリが始まりました。Cascadeの数字は1つの試験構成での結果で、料金の変更は発表文に書かれていません。

今週やることは3つです。使っている定時の作業のうちAutomationsに移すものを選ぶ、Computer UseとAutomationsで許可する範囲と確認の線を決める、Cloud Computerに置いているデータの控えを確かめる。ほかのエージェントツールとの比べ方は、AIエージェントツール比較12選を参考にしてください。社内でエージェントの使い方や決まりを設計する段階で相談先が必要な場合は、UravationでもAIエージェントの導入を支援しています。

運営元 Uravation よりAIエージェントを構想から本番運用まで進める順番と、体制・KPIの決め方をまとめた資料を無料で公開しています。 AIエージェント導入ロードマップを受け取る(無料)

参考・出典

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この記事を読んで導入イメージが固まってきた方へ

Uravationでは、AIエージェントの要件整理、PoC設計、社内導入、研修まで一気通貫で支援しています。

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※ 本記事の情報は2026年9月時点のものです。サービスの料金・仕様は変更される可能性があります。最新情報は各サービスの公式サイトをご確認ください。

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