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AI画像生成アプリ8選|無料・商用利用・日本語で比較【2026年9月】

AI画像生成アプリ8選|無料・商用利用・日本語で比較【2026年9月】

この記事の結論

AI画像生成アプリのおすすめ8選を2026年9月29日時点の公式情報で比較。無料枠の回数と解像度、商用利用の条文、日本語対応、データの保持期間、App Storeの提供元まで同じ軸で並べ、資料・SNS・ECの用途別に選び方を示します。

「無料プランで作った画像は商用利用できない」。AI画像生成アプリを選ぶときに最も広く信じられている誤解です。実際に主要アプリの規約を読むと、線はそこには引かれていません。CanvaのAI Product Terms(2026年6月26日発効)は「You may use your Output for any lawful purpose」と書き、無料か有料かでOutputの用途を分けていません。OpenAIの利用規約も出力物の権利をユーザーに譲渡すると定めています。PixAIの規約は「No claims on the ownership or copyright of AI-generated images are made by PixAI」と明示しています。

詰まるのは別の場所です。ストック素材を合成したときの素材ライセンス、無料プランに残る解像度と透かし、プロンプトと画像が学習に回るかを決めるデータ設定。この3つを見ずに「無料・商用OK」の一覧表だけで選ぶと、納品直前に作り直しになります。

2026年9月29日時点で、日本のApp Storeで配信されている主要8アプリの公式情報を1件ずつ取得して整理しました。現在値は次のとおりです。

  • 本体価格はすべて無料:8アプリすべてApp Storeでの表示価格は「無料」。差が出るのは月あたりの生成枠と出力解像度で、たとえばGeminiは「Google AI プランをご利用の場合は 2K 解像度で、AI プランをご利用でない場合は 1K 解像度で画像をダウンロードできます」と明記されています
  • 無料枠の数え方は3種類:回数固定(Canva無料版は毎月20回・毎月1日0時UTCリセット)、1日ごとのリセット(Adobe Firefly)、数値非公開(Gemini・ChatGPT・Copilot)
  • 商用利用は「出力」と「素材」が分けて書かれている:Canvaは出力の所有権をユーザーに認める一方、ライセンス素材を含む出力はその素材のライセンスに従うとしています
  • 透かしは前提として設計されている:Geminiは「AI 生成であることを示す目に見えない SynthID 透かしと、目に見える透かしを使用します」、Adobe FireflyはContent Credentialsが自動付与されます
  • 保持期間は横並びで差が見える:Geminiのアクティビティは18か月で自動削除(オフなら学習に使われず72時間保存)、Copilotの画像は18か月以内に削除
  • 日本語は「プロンプト」と「画像内の文字」で別問題:Nano Banana 2は画像内テキストの生成と翻訳を明記、Pictorは対応言語が日本語のみの国産アプリ

以下、同じ軸の表で8アプリを並べ、無料枠・商用利用・データの扱いを条文単位で確認し、法人の資料/SNS/ECの3用途で選び方を分けます。金額は各社の公式料金ページを同日に取得した税込表示です。

8アプリを同じ軸に並べる(2026年9月29日取得)

比較を先に置きます。「画像を作る専用アプリ」と「業務アプリに画像生成が入ったもの」が混在するため、入口の性格を添えました。

AI画像生成アプリ8つの入口の違い。Google GeminiとChatGPTは対話型、Adobe FireflyとPixAIは生成専用、CanvaとAdobe ExpressとMicrosoft Copilotは制作・業務アプリの中の機能、Pictorは国産の単機能アプリ
同じ「AI画像生成アプリ」でも、対話型・生成専用・業務アプリ内機能で無料枠の削られ方が違う
アプリ 入口の性格 無料でできること 有料の入口(税込) 画像内の日本語
Google Gemini 対話型 Nano Banana 2で生成、1Kでダウンロード。1日の使用量上限あり(数値非公開) Google AI プランで2Kと Nano Banana Pro 生成と翻訳を公式に明記
ChatGPT 対話型 Images 2.5で生成。回数上限は非公開 ChatGPTの有料プラン 公式発表は複雑な指示への追従を強調
Adobe Firefly 生成専用 1日あたりの生成回数に制限。Nano BananaやLuma Ray3.14も選択可 Standard 1,580円/月〜 アプリUIは日本語対応
Adobe Express 制作アプリ内 テンプレートと生成機能を無料で利用 プレミアムで毎月250の生成クレジット 日本語テンプレートあり
Canva 制作アプリ内 AIツールを毎月20回(毎月1日0時UTCリセット) Canvaプロ 11,800円/年(1人) フォント差し替えで整える運用が前提
Microsoft Copilot 業務アプリ内 利用可。生成画像は18か月以内に削除 Microsoft 365のAIクレジット Word・PowerPointへの流し込み前提
PixAI 生成専用 イラスト生成。規約上著作権を主張しない アプリ内課金 日本語UIあり(17歳以上向け)
Pictor 国産・単機能 提供元は無料・無制限・登録不要と記載 アプリ内課金 対応言語は日本語のみ

Geminiの画像生成はNano Banana 2(Google公式ブログ・2026年2月26日)に切り替わり、Google AI Pro/Ultraの契約者は「Pro でやり直す」からNano Banana Proを呼び出せます。Nano Banana Proの位置づけはNano Banana Proはどこで使える?できること・料金を整理で個別に整理しています。ChatGPT側のImages 2.5はAPI名がGPT-Image-2.5 Flare/Sunburstに分かれており、こちらはgpt-image-2.5 API|Flare/Sunburstの料金と移行手順が対応します。

「誰が出しているアプリか」はApp Storeの実データで確認できる

AI画像生成アプリは名前が似ていて、提供元が個人や海外の小規模法人であることも珍しくありません。App Storeの公開メタデータを2026年9月29日に取得すると、同じ「無料」の中身が分かれます。

App Storeの公開メタデータで見るAI画像生成アプリの違い。提供元、最終更新日、評価件数、年齢指定、対応言語数の5項目を並べた図
提供元と年齢指定は、法人利用の可否を分ける最初のフィルターになる
アプリ 提供元 最終更新日 評価(件数) 年齢指定 対応言語数
Google Gemini Google LLC 2026年9月23日 4.57(928,503件) 12歳以上 70
ChatGPT OpenAI OpCo, LLC 2026年9月23日 4.66(2,512,504件) 12歳以上 60
Adobe Firefly ADOBE SYSTEMS SOFTWARE IRELAND LIMITED 2026年9月16日 4.43(2,286件) 12歳以上 27
Adobe Express ADOBE SYSTEMS SOFTWARE IRELAND LIMITED 2026年9月25日 4.67(30,398件) 12歳以上 27
Canva Canva Pty Ltd 2026年9月17日 4.72(556,243件) 12歳以上 83
Microsoft Copilot Microsoft Corporation 2026年9月21日 4.44(197,722件) 12歳以上 33
PixAI Metanomaly Pte. Ltd. 2026年9月17日 4.56(11,916件) 17歳以上 16
Pictor NATURE SEED, K.K. 2026年7月27日 4.60(9,756件) 17歳以上 1(日本語のみ)

読み取り方は3つです。年齢指定17歳以上のアプリは社内配布端末や若年層向け案件に入れにくい。対応言語1のPictorは日本語入力に強い反面、規約も窓口も日本語のみで完結します。評価件数の桁は不具合時に情報が見つかるかに直結し、Adobe Fireflyの2,286件は品質ではなく単体アプリとしての新しさを示す数字です。

無料枠は「回数」「解像度」「使えるモデル」の3方向から削られる

無料で使える/使えないは二択ではありません。削られ方が3方向あり、どこを削られるかで用途が決まります。

回数で削る:Canva(毎月20回・1日0時UTCリセット)

Canvaのヘルプは、Canva無料版とPro Liteを「Up to 20 uses of Standard AI tools, OR Premium AI tools. No access to Ultra AI tools」と定義し、枠は「at 12:00 a.m. UTC on the first of each month」にリセットされると書いています。Canvaプロは上位モデルを最大200回(またはUltra 20回)、Canvaビジネスは最大400回(またはUltra 40回)で、いずれも請求日リセットです。20回は「1枚の図を3回作り直す」を7セット分で、資料1本で使い切る量です。使い方の詳細はCanva AIの使い方|無料と有料の違い・商用利用にまとめています。

解像度で削る:Gemini(無料は1K、AIプランは2K)

Geminiのヘルプは「Google AI プランをご利用の場合は 2K 解像度で、AI プランをご利用でない場合は 1K 解像度で画像をダウンロードできます」と書いています。1KはスライドやSNS投稿には十分ですが、A4全面や印刷物、ECの拡大表示には足りません。枚数を節約しても解決しない制約なので、印刷を含む案件は最初から有料プランで見積もるほうが早いです。

使えるモデルで削る:Adobe Firefly(1日ごとの回数制限)

Adobe Fireflyの料金ページは、無料での利用には「1日あたりの生成回数に制限がある」と明記し、無料でもNano BananaやLuma Ray3.14といった他社モデルを選べるとしています。有料は生成クレジット制で、Standardが1,580円/月(2,000クレジット)、Proが3,180円/月(4,000クレジット)、Pro Plusが通常6,600円/月に対し特別価格4,617円/月(10,000クレジット)、Premiumが通常31,680円/月に対し特別価格22,162円/月(50,000クレジット)。特別価格は初年度30%割引として10月12日までの表示です。生成クレジットはCreative Cloudの各プランにも付属し、毎月の請求日にリセットされます。

商用利用の条文は4つの分岐で読む

「商用利用可」の一語で済ませると事故ります。規約は次の4点を別々に書いています。

商用利用を読み解く4つの分岐。出力の所有権、素材ライセンス、禁止用途、表示義務の4項目を並べたフロー図
出力の所有権が認められていても、素材ライセンスと禁止用途は別に効く
  1. 出力の所有権:OpenAIの利用規約は出力物の権利をユーザーへ譲渡すると定めています(音声出力のみ非商用限定という例外つき)。CanvaのAI Product Termsは「you own your Output, except for any Output that modifies or incorporates Licensed Content」と例外を明記し、PixAIは所有権・著作権を主張しないと書いています。
  2. 素材ライセンス:ライブラリ素材を取り込んだ出力は、その素材に付与されたライセンスの範囲に従います。テンプレートの写真を残したまま生成した画像は、生成物というより素材の二次利用です。
  3. 禁止用途:Googleの生成AI 禁止使用ポリシー(2024年12月17日更新)は、性的表現、なりすまし、由来の偽装(人間だけが作ったと偽ること)を禁じています。「商用可」でもこの層は独立して効きます。
  4. 表示義務と補償:AdobeはFireflyの料金ページで、コンテンツは「商用利用に適しています」、学習は「ライセンス取得済みコンテンツと、著作権の保護期間が終了したパブリックドメインコンテンツ」、Content Credentialsは「自動的に付与されます」と説明し、法人向けに知的財産の補償を用意しています。補償の有無はクライアント案件で効く差分です。

日本側のルールも押さえます。文化庁は「AIと著作権に関する考え方について」(2024年3月15日)と「AIと著作権に関するチェックリスト&ガイダンス」(2024年7月31日)を公開しており、AIと著作権について(文化庁)から本文が読めます。既存作品に似た生成物をそのまま使えば、規約が商用利用を認めていても著作権侵害の問題は残ります。

SynthIDとContent Credentialsは「消す前提」で設計しない

生成画像には来歴情報が入ります。GoogleはGemini の画像生成ページで「AI 生成であることを示す目に見えない SynthID 透かしと、目に見える透かしを使用します」と書いています。Nano Banana 2の発表では、SynthIDに相互運用可能なC2PA Content Credentialsを組み合わせ、AIが使われたかだけでなく「どう使われたか」まで確認できるとしています。Adobe FireflyもContent Credentialsを自動付与します。

実務上の結論は単純です。見える透かしをトリミングで逃げる運用を前提にしない。見えない側の情報は残り、C2PAは検証側が広がるほど「隠す」コストが上がります。AI生成であることを明かせない用途なら、その用途で使わない判断が正解です。

プロンプトと画像は学習に回るのか——保持期間を横並びにする

法人利用で最初に聞かれる項目です。公式ヘルプの記述を並べます。

サービス 既定の扱い 保持期間 止める操作
Gemini アプリ オンの場合、人間のレビュアーが一部のチャットをレビューしモデル改善に活用 18か月で自動削除(変更可) 「Gemini アプリ アクティビティ」をオフ。以後は学習に使われず72時間保存
ChatGPT モデル改善に利用される設定が既定 設定でオフにしても履歴自体は残る 設定→データコントロール→「Improve the model for everyone」をオフ
Canva プライバシー設定でAIサービス改善への利用を制御 AI Product Terms(2026年6月26日発効)に規定 アカウントのプライバシー設定を変更
Microsoft Copilot 生成・アップロードした画像は短期間のみ利用可能 18か月以内に削除 会話履歴から手動削除も可能
Adobe Firefly モデルはライセンス取得済みとパブリックドメインのコンテンツで学習 プランの請求日ごとにクレジットがリセット Content Credentialsの学習・利用に関する設定を確認

Geminiの「オフにすると72時間保存」は、ゼロにはならないという意味です。Gemini アプリとプライバシー(Googleヘルプ)は、オフにしても応答生成とセキュリティ目的では使われると書き、Data controls in ChatGPT(OpenAIヘルプ)も、オフの後でもフィードバックを送った会話は学習に使われうると説明しています。「オフにしたから安全」ではなく、未公開の商品写真やロゴ、他社から受領した素材はそもそもアップロードしないという運用ルールのほうが確実です。

用途その1:法人の資料(PowerPoint・提案書)

資料用途の要件は「図として読めること」と「配布後に消えないこと」です。写真的な美しさより、文字とレイアウトが崩れないことが優先されます。

  • Microsoft Copilot:Word・PowerPoint・Designerの中でAIクレジットを消費して生成します。生成画像は18か月以内に削除されるため、資料に貼った画像はファイル側に保存が必要です。
  • Canva/Adobe Express:テンプレートの上に生成画像を置き、フォントとカラーを社内ルールに合わせる運用に向きます。Adobe Expressのプレミアムは毎月250の生成クレジットとAdobe Stockの素材が付きます。
  • 図解は生成AIに描かせない選択もある:構造図やフロー図は記法でテキスト定義したほうが修正が速く、文字化けも起きません。Mermaid記法とは|AIに図を描かせる書き方と使い方と併用すると役割分担がはっきりします。

資料用の指示は、文字を画像内に焼き込まない前提で書くと安定します。以下は章扉やアイキャッチの雛形です。

# 資料用アイキャッチ プロンプト雛形(日本語のまま貼る)
用途: 社内提案書の章扉(16:9)
被写体: オフィスの窓際に置かれたノートPCと手帳(人物は写さない)
構図: 左1/3を余白にする(後からテキストを重ねるため)
色: 白とライトグレーを基調、アクセントは1色のみ
除外: 画像内に文字・ロゴ・数字を入れない
出力: 横長16:9

# 注意: 文字は画像に焼き込まず、スライド側のテキストボックスで重ねる。
# 社外提出物に使う前に、素材ライセンスと社内の表示ルールを確認してください。

用途その2:SNS運用(枚数と速度が要件)

SNSは1本あたりの解像度要件が低く、代わりに枚数と回転速度が要ります。ここは対話型が有利です。Nano Banana 2は512pxから4Kまでの解像度、最大5人までのキャラクターの一貫性と14個までのオブジェクトの再現に言及しています。ChatGPTのImages 2.5は、参照写真の被写体を保ったまま設定やスタイルを変える編集と、複数ターンの編集指示への追従が改善点として発表されています。無料枠の1Kでも投稿用には足りるため、解像度より回数上限の読みが重要です。

# SNS用 連続生成プロンプト雛形
共通設定: 同一人物・同一衣装・同一照明を6枚通して維持
1枚目: 正面のバストアップ、背景は無地
2枚目: 同じ人物が資料を指さす(横位置・左に余白)
3枚目: 同じ人物の手元だけを寄りで
4〜6枚目: 1〜3をグレー背景に差し替え

# 追加指示(毎回付ける)
- 画像内に文字を入れない
- 実在の人物・ブランド・キャラクターに寄せない
- 生成後、透かしと来歴情報(Content Credentials)は消さない

# 注意: 投稿前に、AI生成であることの表示方針を自社の運用ルールで決めてください。

用途その3:ECの商品画像(ここだけルールが厳しくなる)

ECは表示規制が絡み、他の2用途と同じ判断はできません。消費者庁の景品表示法(消費者庁)は商品・サービスの不当な表示を規制し、2023年10月1日からはステルスマーケティングも不当表示に指定されています。実物と異なる質感・色・サイズ・同梱物を生成画像で見せれば、規約が商用利用を認めていても表示の問題は残ります。

ECでは、生成AIの担当範囲を「商品そのもの」から外すのが基本です。

工程 AI生成に向く/向かない 理由
商品単体のカット 向かない 実物と差異が出ると表示の問題に直結する
背景の差し替え・余白の拡張 条件付きで向く 商品の形状・色を変えない範囲に限定する
使用シーンのイメージ 向く イメージであることが明示できる
バナー・キャンペーン素材 向く 商品情報を含まない装飾が主

権利・補償の観点では、学習データの範囲を公開し法人向けに知的財産の補償を用意しているAdobe Fireflyが選びやすくなります。モデルの中身まで確認したい場合は、オープンなモデル系の性質を整理したSDXLとは?使い方・商用利用・後継3択も判断材料になります。

# EC用 背景差し替えの指示雛形(商品そのものは触らせない)
入力: 商品の実写(切り抜き済みPNG)
指示: 背景のみを白から明るいグレーのグラデーションに変更
禁止: 商品の形状・色・ロゴ・質感・影の向きを変更しない
禁止: 同梱されていない小物を追加しない
出力: 正方形1:1、2048px以上

# 公開前チェック
- [ ] 実物と色・質感が一致しているか(現物と並べて確認)
- [ ] 画像内に実際には付属しない要素がないか
- [ ] AI生成の利用について自社の表示方針に沿っているか

# 注意: 商品ページに載せる前に、法務・品質管理の確認を通してください。

日本語は「プロンプト」と「画像内の文字」で難易度が違う

日本語対応には2つの意味が混ざっています。ひとつはUIとプロンプトの日本語対応で、8アプリすべてが日本語のプロンプトを受け付けます(Pictorは対応言語が日本語のみ)。もうひとつは画像の中に日本語の文字を描かせる能力で、難易度が段違いです。

この点で公式に踏み込んでいるのはGoogleで、Nano Banana 2の発表は「Precision text rendering and translation」を機能として挙げ、モックアップやカードに使える読める文字の生成と、画像内テキストの翻訳・ローカライズができるとしています。ただし日本語の禁則処理や社内指定フォントの再現までは保証されません。実務では、文字は画像に焼き込まず、CanvaやPowerPoint側でテキストとして重ねるのが最も崩れない方法です。文字を焼き込んだ画像は、誤字の修正が「作り直し」になります。

日本語対応の2層構造。プロンプトの日本語対応と、画像内に日本語の文字を描く能力は別問題で、文字はテキストとして重ねる運用が崩れにくい
プロンプトの日本語対応と、画像内の日本語文字は別の難易度として扱う

つまずきやすい5点

1. 公式アプリだと思って別会社のアプリを入れている

❌ App Storeで「Midjourney」を検索して、上位に出たアプリを公式だと思って課金する
⭕ 提供元(デベロッパー名)で確認する

2026年9月29日時点で、日本のApp Storeに「Midjourney」という名称の公式アプリはありません。Midjourney, Inc. 名義はアニメ系の「にじジャーニー」(2026年9月3日更新・評価4.71/1,341件・12歳以上)のみで、「Midjourney」検索の上位には第三者が開発した類似名アプリが並びます。名前ではなく提供元を見るのが確認方法です。

2. 「無料・無制限」の表記をプラン保証だと読んでいる

❌ 「無制限」と書かれたアプリを、社内の標準ツールに採用する
⭕ 無制限の根拠(提供元の記載か、規約上の保証か)を分けて読む

Pictorは提供元の説明文で無料・無制限・登録不要と記載していますが、これは説明文の記載であり将来の仕様変更を約束するものではありません。個人開発アプリでは規約が個人サイトに置かれている例もあります。業務で使うなら規約の所在と改定履歴を先に確認してください。

3. 年齢指定を見ずに社内展開している

❌ 評価の高さだけで選び、全社の管理端末に配布する
⭕ 年齢指定と社内デバイスポリシーを突き合わせる

8アプリでは、PixAIとPictorが17歳以上、残り6つが12歳以上でした。教育案件や若年層向けサービスの制作では、この1行が採用可否を決めます。

4. 透かしをトリミングで消す運用をしている

❌ 目に見える透かしを切り落として「AI生成だと分からない」とみなす
⭕ 来歴情報が残る前提で、表示方針を先に決める

GeminiはSynthIDの見えない透かしと見える透かしの両方を使い、Nano Banana 2はC2PA Content Credentialsと組み合わせています。見える側を消しても、見えない側の設計は変わりません。

5. 未公開素材を対話型アプリに投げている

❌ 発売前の商品写真を、設定を確認せずにアップロードして加工させる
⭕ 学習設定をオフにし、それでも未公開素材は投げない

Geminiはアクティビティをオフにしても72時間はチャットを保存し、ChatGPTはフィードバックを送った会話が学習に使われうると説明しています。設定は必要条件で、十分条件ではありません。

よくある質問

AI画像生成アプリはどれが良いですか?

用途で分かれます。社外提出物や商品に関わる制作はAdobe Firefly(学習データの範囲が公開され、法人向けに補償がある)、社内資料はMicrosoft CopilotとCanva、SNSの枚数勝負はGeminiとChatGPT、イラストはPixAI、日本語だけで完結させたい個人利用はPictorです。資料系と生成系で2つ持つ構成が現実的です。

無料でどこまで使えますか?

8アプリすべて本体は無料で、削られ方が違います。Canva無料版はAIツールを毎月20回(毎月1日0時UTCリセット)、Adobe Fireflyは1日あたりの生成回数に制限、GeminiのダウンロードはAIプラン非加入だと1Kです。Gemini・ChatGPT・Microsoft Copilotは画像生成の回数上限を公式には公開していません。

スマホだけで完結しますか?

生成と簡単な編集までは完結します。8アプリはすべてiPhone向けに配信され、対応OSはCanvaがiOS 15以上、Pictorが13以上、Gemini・ChatGPT・Adobe系・Copilotが17.4以上または18.0以上でした。ただし資料へのレイアウト流し込みや印刷用の書き出しはPC側が速く、iPhone完結はSNS用途までと考えたほうが無理がありません。

商用利用は本当に可能ですか?

出力物の利用については、主要アプリの規約が認めています。OpenAIの利用規約は出力物の権利をユーザーに譲渡し、CanvaのAI Product Termsは「You may use your Output for any lawful purpose」、PixAIは所有権・著作権を主張しないと書いています。ただしCanvaはライセンス素材を含む出力を例外としており、Googleの生成AI禁止使用ポリシーのような禁止用途は別に効きます。「商用可」は「何をしてもよい」ではありません。

無料プランで作った画像は商用利用できないのですか?

今回確認した規約では、無料か有料かでOutputの用途を分ける記述は見つかりませんでした。制約になるのは透かし・解像度・素材ライセンス・法人向け補償の有無です。知的財産の補償は法人プラン側の機能なので、クライアント案件では有料プランを選ぶ理由になります。

画像の中に日本語の文字を入れられますか?

Nano Banana 2は画像内テキストの生成と翻訳を公式に機能として挙げています。ただしフォント指定や禁則処理は保証されないため、実務では文字を焼き込まず、CanvaやPowerPointのテキストとして重ねる方法が安全です。修正のコストが段違いに小さくなります。

プロンプトや画像は学習に使われますか?

既定では使われる設計のサービスがあります。Geminiはアクティビティがオンの場合、人間のレビュアーが一部のチャットをレビューしモデル改善に活用すると明記し、履歴は18か月で自動削除されます。オフにすると学習には使われず、チャットは72時間保存されます。ChatGPTは設定→データコントロール→「Improve the model for everyone」で止められます。Canvaはプライバシー設定で制御します。

写真から生成(写真の加工)は権利の問題になりませんか?

入力する写真の権利は利用者側の責任です。Microsoftのサポートページも、アップロード画像は自分が所有または利用する権利を持ち、第三者の著作権・商標・パブリシティ権を侵害しないものに限ると書いています。他人が写った写真、他社の商品写真、ネットで拾った画像を入力にするのは避けてください。

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参考・出典

参照日はすべて2026年9月29日(JST)です。括弧内は各ソースに記載された公開日・更新日。

要点の整理

要点の整理。無料枠は回数(Canva 毎月20回)・解像度(Gemini 無料1K、AIプラン2K)・モデル(Firefly 1日制限)の3方向から削られ、学習設定はオフでも72時間保存、アプリは名前でなく提供元で選ぶ
無料枠の削られ方と学習設定の差が、そのまま選定基準になる
  • 無料か有料かで商用利用の可否が決まるわけではない。効いてくるのは素材ライセンス、解像度、透かし、法人向け補償の4点
  • 無料枠は回数(Canva 毎月20回)、解像度(Gemini 無料1K・AIプラン2K)、モデル(Firefly 1日制限)の3方向から削られる
  • 学習設定はオフにしても完全にゼロにはならない(Geminiはオフでも72時間保存)。未公開素材を入力しない運用ルールが先
  • アプリは名前でなく提供元で選ぶ。「Midjourney」名の公式アプリは日本のApp Storeになく、Midjourney, Inc. 名義は「にじジャーニー」のみ
  • 画像内の日本語文字は焼き込まず、CanvaやPowerPointのテキストとして重ねると修正コストが下がる

まず着手するなら、今使っているアプリの「学習設定」と「年齢指定」の確認からです。ツールを増やす前に、この2つが決まっていないと選定基準が作れません。

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※ 本記事の情報は2026年9月時点のものです。サービスの料金・仕様は変更される可能性があります。最新情報は各サービスの公式サイトをご確認ください。

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