画像生成APIの運用担当者が朝のリリース確認を開くと、昨日まで使っていたモデル名の横に廃止予定が付き、代わりに見慣れない「2.1」が追加されていました。モデル文字列の変更は小さく見えても、出力品質、料金、回帰テスト、切り替え期限まで確認しなければ本番には入れられません。2026年10月7日時点で、その判断が必要になったのが正式提供されたNano Banana 2.1です。
2026年10月7日時点の3行結論
Nano Banana 2.1は2026年10月6日に一般提供を開始し、Gemini APIの安定版モデルIDはgemini-nano-banana-2.1です。
Gemini Developer APIではFree Tier対象外で、公式料金表はPaid TierのStandardとBatchを案内しています。Google AI Studioには試用導線があります。
旧Nano Banana 2を使うシステムは移行が必要です。gemini-3.1-flash-imageは2026年10月29日に停止予定のため、モデルIDの置換と出力回帰テストを進めてください。
Nano Banana 2.1 使い方を探している開発者向けに、発表内容、対象プラン、前モデルとの差、API設定、運用側の対応を公式一次情報だけで整理します。料金や提供範囲は変わる可能性があるため、最終確認日は2026年10月7日とします。
10月6日の公式発表で確定したこと

Gemini APIの変更履歴には、2026年10月6日付で「Gemini Nano Banana 2.1 generally available」と明記されています。公式が位置づけるのは、高効率な画像生成と対話型編集の最新モデルです。旧Nano Banana 2のFlash級の速度とコスト効率を維持しながら、画質、指示追従、複数ターンでのキャラクター一貫性、文字描画を改善したと説明されています。
| 確認項目 | 2026年10月7日時点の公式情報 | 実務上の読み方 |
|---|---|---|
| 提供状態 | 2026年10月6日にGA | 試験的な名称ではなく、安定版モデルIDを持つ一般提供です。 |
| モデルID | gemini-nano-banana-2.1 |
旧IDの末尾へ「2.1」を足すのではなく、この文字列をそのまま指定します。 |
| 位置づけ | 高効率な画像生成・対話型編集の主力モデル | 最高精度を狙うNano Banana Proとは別の、速度とコスト効率を重視する系統です。 |
| 出力解像度 | 1K、2K、4K。既定は1K | 必要以上に高い解像度を固定せず、用途別に選びます。 |
| 0.5K出力 | 非対応 | 旧モデルで0.5Kを指定している処理は、1K、2K、4Kのいずれかへ見直します。 |
| 横長・パノラマ | 1:4、4:1、1:8、8:1を2K・4Kで改善 | 公式には、これらの比率で発生していたタイル状の乱れを修正したとされています。 |
| 参照画像 | 最大14枚 | 最大4キャラクターの一貫性、最大10オブジェクトの忠実性が公式モデルページに示されています。 |
| 検索連携 | Google Web SearchとImage Searchによるグラウンディング | 最新情報を伴う画像生成に使えますが、検索リクエスト料金を別に確認します。 |
| Thinking | minimal、medium、high。既定はmedium |
複雑な構図だけ高くするなど、用途別に固定して比較できます。 |
正式提供と画面上の名称表示は別物
今回の判断材料は、画面に「Nano Banana 2.1」と表示されたことではありません。変更履歴、個別の公式モデルページ、料金表、廃止予定表の4か所に同じ安定版モデルIDが載ったことが根拠です。API連携では、UI上の愛称ではなく公開されたモデルIDを契約として扱うのが安全です。
入力と出力の範囲
モデルページによると、入力はテキスト、画像、動画、PDF、出力は画像とテキストです。画像生成とSearch grounding、Thinking、Batch APIには対応します。一方、Function calling、Structured outputs、URL context、Live APIはモデルページ上で非対応とされています。画像生成モデルにエージェント用の全機能が付いたわけではないため、画像作成と業務ツール実行を同じモデルへ寄せる設計は避けてください。
利用できるプランと料金

Gemini Developer APIの公式料金表では、Nano Banana 2.1のFree Tierは「Not available」です。Paid Tierには通常処理のStandardと非同期大量処理向けのBatchが掲載されています。Google AI Studioにはモデルを試す公式ボタンがありますが、AI Studioで画面を開けることと、Gemini APIに無料枠があることは同じではありません。
| 利用方法 | 提供状況 | 公式料金・条件 |
|---|---|---|
| Gemini Developer API Free Tier | 利用不可 | モデル別料金表でFree Tierは「Not available」 |
| Paid Tier Standard | 利用可能 | 入力は100万トークン当たり$1.50。画像出力は100万トークン当たり$30.00 |
| Paid Tier Batch | 利用可能 | 入力は100万トークン当たり$0.75。画像出力は100万トークン当たり$15.00 |
| Google AI Studio Free | 公式のモデル起動リンクあり | Google AIプラン全般では控えめなクォータと説明されていますが、2.1個別の利用枠は明記されていません。 |
| Google AI Pro・Ultra | AI Studioでより高いクォータとモデルアクセス | 2.1個別の利用可否・上限は明記されていません。Gemini APIの直接利用は別課金です。 |
| 日本からの利用 | Gemini API・Google AI Studioの対応地域に日本を掲載 | 対応地域であることと、個別プランの無料クォータは別に確認します。 |
Google AI plansは、AI Studio Freeを控えめなクォータ、Google AI Proをより高いクォータとNano Bananaなどのプレミアムモデルへのアクセス、Ultraを最も高いクォータと説明しています。ただし、これはAI Studioの特典です。Nano Banana 2.1固有のプラン別クォータは同ページに示されておらず、自社アプリからAPIキーで呼ぶ料金は別管理です。
正方形画像1枚当たりの公式換算額
Standardでは、1K正方形画像が$0.0336、2K正方形画像が$0.0504、4K正方形画像が$0.0756です。Batchでは順に$0.0168、$0.0252、$0.0378と掲載されています。これは2026年10月7日に確認した米ドル建ての公式換算額で、入力トークン、テキスト・Thinking出力、検索グラウンディングは別項目です。
Google Web SearchとImage Searchを使う場合、Gemini 3.xモデル全体で共有される月5,000件の無料検索リクエストがあり、その後は1,000件当たり$14です。1回のユーザー要求から複数の検索が行われる場合、検索ごとに課金されると料金ページに注記されています。検索を使う処理は、画像枚数だけで原価を見積もらないようにしてください。
「すべて安くなった」わけではない
画像出力の公式換算額は旧モデルより低くなりました。一方、Standardの入力は旧モデルの100万トークン当たり$0.50から新モデルの$1.50へ、テキスト・Thinking出力は$3.00から$7.50へ変わっています。画像単価だけを見て総額も下がると判断せず、入力サイズ、Thinking、検索回数、解像度を含む自社リクエストで見積もってください。
Nano Banana 2から何が変わったか

前モデルはNano Banana 2、モデルIDはgemini-3.1-flash-imageです。Nano Banana 2.1は名前だけの小変更ではありません。公式資料は、主力モデルの交代、品質面の改善、料金の変更、旧モデルの停止を同時に示しています。
| 比較軸 | Nano Banana 2.1 | Nano Banana 2 |
|---|---|---|
| モデルID | gemini-nano-banana-2.1 |
gemini-3.1-flash-image |
| 状態 | 2026年10月6日からGA | 廃止予定。2026年10月29日に停止 |
| 公式の役割 | 高効率系の現行主力 | 前世代の高効率系主力 |
| 画像サイズ | 1K、2K、4K。既定は1K | 0.5K、1K、2K、4K。2.1では0.5Kを指定できません。 |
| Thinkingの既定値 | medium |
minimal |
| 改善点 | 画質、リアリティ、指示追従、文字、複数ターンの一貫性、横長・パノラマ | 比較の基準となる旧モデル |
| Standardの1K正方形画像 | $0.0336 | $0.067 |
| Standardの2K正方形画像 | $0.0504 | $0.101 |
| Standardの4K正方形画像 | $0.0756 | $0.151 |
文字入り画像とインフォグラフィック
公式モデルページは、文字描画とインフォグラフィックのレイアウト精度向上を明示しています。ただし「日本語が常に正しくなる」という保証ではありません。実務では、同じ日本語コピー、同じフォント指示、同じ禁止事項を旧モデルと新モデルへ渡し、誤字、文字の欠落、不要な文字の追加、行送りを人間が確認する必要があります。
キャラクターと商品を複数ターンで保つ
新モデルは最大14枚の参照画像を組み合わせ、最大4キャラクターの一貫性と最大10オブジェクトの忠実性を支えるとされています。これは「14枚なら必ず同一人物になる」という成功率の保証ではありません。人物や商品を扱う場合は、顔、衣服、ロゴ、色、向きなど自社の合格条件を先に定義し、複数回の編集後も条件を満たすかを確認してください。
横長・パノラマの修正
1:4、4:1、1:8、8:1の2K・4K出力では、タイル状のアーティファクトを修正したと公式に説明されています。広告バナー、展示用の帯、横長のキービジュアルでは確認価値の高い変更です。一方、16:9など他の比率まで同じ修正効果が保証されたという記述ではないため、対象比率を混同しないでください。
自社の設定と運用で必要になる対応

対応の要否は、現在呼び出しているモデルIDで決まります。名称に「Nano Banana」が含まれるだけで全環境を一斉変更する必要はありません。
| 現在の状態 | 必要な対応 | 理由 |
|---|---|---|
gemini-3.1-flash-imageを使用 |
移行必須 | 2026年10月29日に停止予定 |
gemini-3.1-flash-lite-imageを使用 |
今回の発表だけでは強制移行なし | 公式廃止予定表では停止日が発表されていません。 |
gemini-3-pro-imageを使用 |
今回の発表だけでは強制移行なし | Proは複雑な視覚タスク向けの別系統として継続しています。 |
| Google AI Studioだけで手動利用 | 新モデルを選び、同じ入力で比較 | APIコードの変更はなくても、保存済みの手順と合格基準は見直せます。 |
| 第三者サービス経由 | 提供元に実際のモデルIDを確認 | 画面上の愛称だけでは、どのGoogleモデルを呼んでいるか確定できません。 |
モデルIDは設定ファイルへ集約する
ソースコード、環境変数、ジョブ定義、評価ツールへ同じモデル名を重複して書くと、一部だけ旧IDが残りやすくなります。モデルIDは一つの設定項目へ集約し、ステージングで切り替えた後に、ログへ実際のモデルIDを残してください。エイリアスを自作している場合も、その解決先がgemini-nano-banana-2.1になっているかを確認します。
0.5KとThinkingの既定値を見落とさない
旧Nano Banana 2で0.5K画像を指定している処理は、モデルIDの置換だけでは移行できません。Nano Banana 2.1の画像サイズは1K、2K、4Kで、Kは大文字で指定します。また、Thinkingの既定値は旧モデルのminimalから新モデルのmediumへ変わりました。同条件で比較したい場合はthinking_levelを明示し、入力、Thinking、画像出力を分けて料金を確認してください。
停止日より前に旧モデルとの並行比較を終える
公式の廃止予定表は、旧Nano Banana 2の停止日を2026年10月29日としています。停止後は旧モデルを比較対象として呼び出せません。ブランド画像、文字入り画像、人物・商品、横長画像、編集の継続ターンという自社の主要ケースを先に保存し、同じ入力と参照画像で差分を確認してください。
公式ドキュメントどおりに導入する

以下はGemini APIの画像生成ガイドとGemini APIクイックスタートに合わせた最小例です。この記事では実APIを呼び出していないため、生成結果や処理時間の実測値は示しません。
準備:APIキーと公式SDK
動作環境:Python用Google Gen AI SDK、Cloud Billingを有効にしたPaid TierのプロジェクトとGemini APIキー。公式クイックスタートはSDKをgoogle-genaiとして案内しています。APIキーの実値はソースコードへ書かず、環境変数GEMINI_API_KEYへ設定します。
pip install -U google-genai
export GEMINI_API_KEY="YOUR_API_KEY"
注意:本番環境で使用する前に、必ずテスト環境で動作確認してください。APIキーはシークレット管理機能へ保存し、リポジトリや記事へ実値を残さないでください。
最小のPython呼び出し
公式のInteractions API例では、modelに新しい安定版IDを指定し、返却されたoutput_image.dataをBase64デコードして保存します。
from google import genai
import base64
client = genai.Client()
interaction = client.interactions.create(
model="gemini-nano-banana-2.1",
input="Create a picture of a nano banana dish in a fancy restaurant with a Gemini theme",
)
with open("generated_image.png", "wb") as f:
f.write(base64.b64decode(interaction.output_image.data))
注意:本番環境で使用する前に、必ずテスト環境で動作確認してください。レスポンスが画像を含むこと、保存先の権限、エラー時の再試行上限も実装側で確認します。
比率と解像度をRESTで指定する
動作環境:curlを使えるシェルとGEMINI_API_KEY。公式ガイドのInteractions APIはresponse_format内でaspect_ratioとimage_sizeを指定します。次は16:9、2Kの設定例です。
curl -s -X POST \
"https://generativelanguage.googleapis.com/v1beta/interactions" \
-H "x-goog-api-key: $GEMINI_API_KEY" \
-H "Content-Type: application/json" \
-d '{
"model": "gemini-nano-banana-2.1",
"input": "Create a picture of a nano banana dish in a fancy restaurant with a Gemini theme",
"response_format": {
"type": "image",
"aspect_ratio": "16:9",
"image_size": "2K"
}
}'
注意:本番環境で使用する前に、必ずテスト環境で動作確認してください。解像度を上げると公式換算額も変わるため、用途別の既定値を決めます。
Thinkingレベルを明示する
Thinkingの既定値はmediumです。複雑な構図でhighを試す場合、公式例のようにgeneration_configへ指定します。
curl -s -X POST \
"https://generativelanguage.googleapis.com/v1beta/interactions" \
-H "x-goog-api-key: $GEMINI_API_KEY" \
-H "Content-Type: application/json" \
-d '{
"model": "gemini-nano-banana-2.1",
"input": "A futuristic city built inside a giant glass bottle floating in space",
"generation_config": {
"thinking_level": "high"
}
}'
注意:本番環境で使用する前に、必ずテスト環境で動作確認してください。Thinkingトークンは請求対象になるため、常にhighへ固定せず、品質基準を満たす最小の設定を比較します。
切り替え前の検証を設計する
公式が改善を発表したことと、自社の素材で合格することは別です。次の評価セットは想定シナリオであり、実測結果ではありません。旧モデルが使える間に入力を固定し、出力だけを比較してください。
| 評価ケース | 固定する入力 | 確認する項目 | 公式発表との対応 |
|---|---|---|---|
| 日本語の文字入り画像 | 見出し、本文、配置、色 | 誤字、欠落、余計な文字、改行 | 文字描画とレイアウト精度の改善 |
| 同じ人物の連続編集 | 参照画像、人物設定、編集指示 | 顔、髪、服、年齢表現の変化 | 複数ターンのキャラクター一貫性 |
| 商品と小物の合成 | 商品画像、ロゴ、色指定 | 形状、ロゴ、色、個数 | 複数画像の融合とオブジェクト忠実性 |
| 横長・パノラマ | 同一プロンプト、2Kまたは4K | 継ぎ目、反復、端の崩れ | 1:4、4:1、1:8、8:1の修正 |
| 検索グラウンディング | 同じ検索条件と生成指示 | 根拠、鮮度、検索回数、料金 | Web SearchとImage Search対応 |
合格条件を先に決める
「前よりきれい」といった主観だけでは、本番切り替えの証拠になりません。文字が指定どおりか、必須要素が残っているか、禁止要素が入っていないか、人物・商品が参照画像から逸脱していないかをチェック項目にします。生成物は人間が確認し、採用・不採用の理由とモデルID、設定値を一緒に記録してください。
料金は入力・画像・Thinking・検索を分ける
画像1枚当たりの公式換算額だけで総費用は決まりません。入力トークン、テキストとThinking、画像出力、検索グラウンディングを別々に記録します。Batchを利用できる処理は、即時応答が必要かどうかも含めてStandardと比較してください。
切り替えで起きやすい5つのミス
旧モデル名へ「2.1」を足してしまう
❌ gemini-3.1-flash-image-2.1のような推測した文字列を使う
⭕ 公式モデルIDのgemini-nano-banana-2.1をそのまま使う
モデル名は規則から推測せず、公式モデルページと変更履歴で確認します。
モデルIDだけ変えて0.5K設定を残す
❌ 旧モデルのimage_size: "0.5K"をそのまま残す
⭕ 1K、2K、4Kから用途に合うサイズを選び、Kを大文字で書く
Nano Banana 2.1は0.5K非対応です。サムネイル用途などで512px相当を使っていた処理は、生成後の縮小工程まで含めて見直します。
AI Studioで開けるためAPIも無料だと思う
❌ AI Studioの試用ボタンをAPI無料枠の証拠にする
⭕ モデル別料金表を確認し、Paid Tierとして予算を組む
2026年10月7日時点で、Nano Banana 2.1のAPI Free Tierは利用不可です。
出力を見ずに本番のモデルIDだけ置き換える
❌ ステータスコードが成功しただけで移行完了にする
⭕ 自社の文字、人物、商品、横長画像、連続編集で合格条件を確認する
改善点が多いほど、旧モデルと出力傾向が変わる可能性があります。重要なクリエイティブは差分レビューを残します。
すべての処理をThinkingのhighへ固定する
❌ 複雑さに関係なくhighを指定する
⭕ 既定のmediumを基準に、必要なケースだけ設定を比較する
公式料金にはテキストとThinkingの出力単価が別に示されています。品質、処理時間、請求対象を同じ条件で記録してください。
既刊ガイドとあわせて確認する
- Nano Banana Proはどこで使える?できること・料金を整理【2026】:速度・コスト重視の2.1と、複雑な視覚タスク向けProの役割を分けるときに役立ちます。
- Gemini API完全ガイド|PythonとFunction Calling:APIキー、Python実装、Gemini API全体の基本を確認できます。
- Gemini 2.5 API制限|新規は使えない・移行先と手順【2026年9月】:廃止予定モデルを抱える環境で、モデル棚卸しを進める考え方を整理しています。
- AI画像生成アプリ8選|無料・商用利用・日本語で比較【2026年10月】:API以外の画像生成手段も含めて選びたい場合の比較記事です。
よくある質問
Nano Banana 2.1は正式リリースですか?
はい。Gemini APIの変更履歴は、2026年10月6日に一般提供、GAになったと記載しています。安定版モデルIDはgemini-nano-banana-2.1です。
Nano Banana 2.1は無料で使えますか?
Gemini Developer APIのモデル別料金表では、Free Tierは利用不可です。Paid TierのStandardとBatchが掲載されています。Google AI Studioには試用導線がありますが、API無料枠とは分けて判断してください。
Nano Banana 2.1の使い方で最初に変える設定は何ですか?
APIではmodelにgemini-nano-banana-2.1を指定します。次に出力用途に合わせてaspect_ratio、image_size、必要ならthinking_levelを設定します。推測したモデル名は使わないでください。
旧Nano Banana 2から移行しないとどうなりますか?
gemini-3.1-flash-imageは2026年10月29日に停止予定です。停止後は当該モデルIDを指定した呼び出しを利用できないため、それまでに新モデルへ変更し、主要な画像生成ケースの回帰テストを終える必要があります。
モデルIDだけを変えれば移行できますか?
最低限モデルIDの変更は必要ですが、それだけでは不十分な場合があります。2.1は0.5K非対応で、Thinkingの既定値もminimalからmediumへ変わります。画像サイズ、Thinking、料金、出力品質を同じ入力で確認してください。
Nano Banana Proも2.1へ置き換えるべきですか?
今回の発表だけを理由に一律置換する必要はありません。GoogleはNano Banana 2.1を高効率の主力、Nano Banana Proを最も複雑な視覚タスク向けのプレミアム選択肢と位置づけています。用途、品質基準、料金を同じ案件条件で比較してください。
日本語の文字描画は完全に直りましたか?
公式は文字描画とインフォグラフィックのレイアウト精度向上を発表していますが、日本語を含む全出力の正しさを保証してはいません。公開前に誤字、欠落、余分な文字、改行を人間が確認してください。
生成画像にはAI画像だと分かる情報が付きますか?
公式画像生成ガイドは、Nano Bananaで生成したすべての画像にSynthIDウォーターマークが含まれると案内しています。自社側でも生成日時、モデルID、入力、採否を記録すると、後から利用経緯を追いやすくなります。
要点の整理
- Nano Banana 2.1は2026年10月6日に正式提供され、安定版モデルIDは
gemini-nano-banana-2.1です。 - API Free Tierは利用不可です。Paid TierのStandardとBatchを前提に、画像出力以外の課金項目も分けて見積もります。
- 旧
gemini-3.1-flash-imageは10月29日に停止予定です。利用箇所の棚卸し、設定変更、同一入力での回帰テストを先に行います。 - 旧環境の0.5K指定は移せません。Thinkingの既定値も変わるため、モデルIDだけの置換で完了としないでください。
- 公式が示した改善点は、画質、指示追従、文字描画、複数ターンの一貫性、横長・パノラマです。検索グラウンディングは2.1でも継続する対応機能です。
- 正式発表の内容と自社素材での合格は別です。生成物の目視確認とモデル・設定・採否の記録を運用へ組み込みます。
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参考・出典
- Gemini API Release notes — Google、2026年10月6日のGA発表と旧モデル停止予定(参照日:2026年10月7日)
- Gemini Nano Banana 2.1 model page — Google、機能、入出力、安定版モデルID(参照日:2026年10月7日)
- Image generation with Gemini — Google、モデル選択、API例、出力設定、SynthID(参照日:2026年10月7日)
- Gemini Developer API pricing — Google、Free Tier、Paid Tier、Standard、Batchの料金(参照日:2026年10月7日)
- Gemini API deprecations — Google、新旧モデルの公開日と停止日(参照日:2026年10月7日)
- Gemini API quickstart — Google、APIキーとGoogle Gen AI SDKの設定(参照日:2026年10月7日)
- Google AI plans — Google、AI Studioの各プランとGemini API課金の区別(参照日:2026年10月7日)
- Available regions for Gemini API and Google AI Studio — Google、日本を含む対応地域(参照日:2026年10月7日)
この記事を読んで、画像生成APIの移行条件を自社用に整理したい方へ
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