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CodexにGPT-6 SolとLuna|切替と制限時の対処【2026年9月】

CodexにGPT-6 SolとLuna|切替と制限時の対処【2026年9月】

この記事の結論

CodexにGPT-6 SolとLunaが追加。9/22提供開始、9/23のCLI 0.156.1で制限時にLunaを推奨、9/25の0.157.0でBedrock対応。API料金、5時間の目安、/modelの切替、対象プランを整理。

2026年9月29日時点の要点:Codex に GPT-6 Sol と GPT-6 Luna が入りました。9月22日に ChatGPT Work と Codex で提供が始まり、9月23日の CLI 0.156.1 でモデル選択に加わり、レート制限に当たった時の切替候補として Luna を勧める表示が付きました。9月25日の 0.157.0 では Amazon Bedrock 経由の利用と、古いモデルからの移行の案内が入っています。API 料金は Sol が入力100万トークン2ドル(300円)・出力10ドル(1,500円)、Luna が入力0.10ドル(15円)・出力0.50ドル(75円)で、前世代の GPT-5.6 Sol の半額です。切替は /model か codex --model gpt-6-sol で行えます。

この記事の要点(2026年9月29日時点)

  • Sol は複雑なコーディングとエージェント的な作業向け、Luna は範囲が決まった大量の作業向け。公式の位置づけはこの2つ
  • 対象は Plus・Pro・Business・Enterprise・Edu。Free と Go はデスクトップアプリで Luna だけ使える。Enterprise は管理者が有効化しないと選べない
  • CLI 0.156.1 から、レート制限に当たった時の切替の案内が Luna を推奨する。Plus・Pro は利用クレジットの追加購入でも続けられる
  • 5時間あたりのメッセージ数の目安は、Plus で Sol が15〜150、Luna が350〜3,000。前世代の GPT-5.6 Sol は10〜100
  • 0.157.0 では全画面表示が既定になり、バックグラウンドサーバーの自動起動、会話の分岐(f)、リモートでの /import が入った

対象読者:Codex を日常的に使う開発者と、チームのモデル選択や利用上限を管理する人。読み終えたらできること:Sol と Luna をどの作業で使い分けるか決め、切替の手順と、制限に当たった時の動き方を説明できます。

Codex を使っていて「どのモデルを選べばよいか」「制限に当たったらどうするか」で迷う場面が、今回の更新で少し整理されました。この記事は、公式の変更履歴(2026年9月22日・23日・25日)、モデル・料金・モデル選択・ワークスペースのモデル可用性の各公式ドキュメントを2026年9月29日に読んで整理したものです。金額は1ドル150円で換算しています。

何が変わったか|9月22日から25日の3つの更新

変更は3回に分かれています。発表、CLI の対応、CLI の拡張の順です。

9月22日にCodexとChatGPT WorkでGPT-6 SolとLunaの提供開始、9月23日のCLI 0.156.1でモデル選択に追加され制限時の案内がLunaを推奨、9月25日のCLI 0.157.0でAmazon Bedrock対応と古いモデルからの移行案内

日付 更新 内容(公式の変更履歴から)
9月22日 GPT-6 Sol と Luna の提供開始 Codex と ChatGPT Work で、GPT-5.6 より低いトークン単価で提供。Sol は複雑なコーディングとエージェント的な作業、Luna は範囲の決まった大量の作業向け
9月23日 Codex CLI 0.156.1 モデル選択の一覧に Sol と Luna を追加。レート制限時の切替の案内が Luna を推奨するように
9月25日 Codex CLI 0.157.0 Sol と Luna を Amazon Bedrock でも利用可能に。古いモデルからの移行の案内を追加。全画面表示を既定に

変更履歴には、ChatGPT の中では Work と Codex で使え、Chat では使えないことも書かれています。提供状況は展開の順番とワークスペースの設定に左右されるため、選べない場合はまず管理者の設定を確かめてください。

SolとLunaの使い分け|公式の位置づけ

公式のモデル選択ガイドは、Luna を「最も効率のよいモデル」、Astra を「最も高性能なモデル」と置き、Sol をその間に位置づけています。用途の説明は次のとおりです。

Lunaは最も効率のよいモデルで範囲の決まった大量の作業向け、Solは複雑なコーディングとエージェント的な作業向け、Astraは最も高性能で難しい問題向け。まずLuna、外れた作業だけSolへ

モデル 公式の位置づけ 向いている作業(公式の例) 推論の強さ
GPT-6 Luna 最も効率のよいモデル。範囲が決まった大量の作業向け 要約、抽出、範囲の決まったコーディング。低: 細かな修正や単純なデータ抽出。中: 明確な指示からの作成。特高: 複数のアプリから文脈を集める作業 Max まで。Ultra は非対応
GPT-6 Sol 複雑なコーディングとエージェント的な作業向け 複雑なコーディングと、エージェント的に進める作業(公式の説明どおり) 公式は「高い推論は結果を良くするが時間とトークンが増える」と案内
GPT-6 Astra 最も高性能なモデル 難しい問題。Ultra モードは単一エージェントの実行を超える構成 Enterprise では管理者の有効化が必要

当社の整理では、まず Luna で始めて、Luna が2回続けて外した作業だけ Sol に上げるのが費用と時間の両面で無駄がありません。理由は次の料金の差です。

API料金とCodexの目安|Solは前世代の半額

API の料金表(標準処理・短いコンテキストの列)を1ドル150円で換算します。

モデル(100万トークンあたり) 入力 キャッシュ入力 キャッシュ書き込み 出力
GPT-6 Sol 2.00ドル(300円) 0.20ドル(30円) 2.50ドル(375円) 10.00ドル(1,500円)
GPT-6 Luna 0.10ドル(15円) 0.01ドル(1.5円) 0.125ドル(18.75円) 0.50ドル(75円)
GPT-6 Astra 10.00ドル(1,500円) 1.00ドル(150円) 12.50ドル(1,875円) 50.00ドル(7,500円)
GPT-5.6 Sol(前世代) 4.00ドル(600円) 0.40ドル(60円) 5.00ドル(750円) 20.00ドル(3,000円)

長いコンテキストの列では Sol が入力4.00ドル・出力15.00ドル、Luna が入力0.20ドル・出力0.75ドルになります。Luna は Sol の20分の1の単価です。料金表には、GPT-5.6 Sol の販促価格が少なくとも2026年11月21日まで続くこと、Amazon Bedrock 経由の利用は AWS で請求され商用リージョンでは直販と同じ料金であることも書かれています。

ChatGPT のプランで Codex を使う場合は、トークン単価ではなく利用の枠で決まります。公式の料金ページは、5時間あたりのローカルのメッセージ数の目安を次のように示しています。

モデル Plus Pro(5倍) Pro(20倍) Business(Standard)
GPT-6 Sol 15〜150 70〜700 300〜3,000 15〜150
GPT-6 Luna 350〜3,000 1,750〜14,000 7,000〜56,000 350〜3,000
GPT-6 Astra 5〜45 25〜225 100〜900 5〜45
GPT-5.6 Sol(前世代) 10〜100 50〜500 200〜2,000 10〜100

公式は「固定の上限ではなく、モデル・文脈の長さ・推論・ツール利用・キャッシュで消費が変わる」と注意しています。週の上限が別に掛かる場合もあります。同じ枠で Sol は前世代の1.5倍、Luna は Sol の20倍以上のメッセージを送れる計算です。

切り替えの手順|/model・–model・設定ファイル

切替の方法は3つあります。いずれも公式ドキュメントの記載です。

/model                       ← 会話の中でモデル選択の一覧を開く
codex --model gpt-6-sol      ← 起動時に指定
codex --model gpt-6-luna

設定ファイルで既定を固定する場合は、公式の Config basics に次の例があります。

model = "gpt-6-sol"
model_reasoning_effort = "medium"

IDE 拡張では、入力欄の下のモデル選択から切り替えます。Codex cloud のチャットについては、公式ドキュメントに「現時点では既定モデルを変更できない」と書かれています。クラウドのチャットは GPT-5.6 Sol を使い、ローカルのメッセージより枠を多く消費する場合があると料金ページにあります。

レート制限に当たった時|Luna推奨の意味

0.156.1 で入った変更は小さく見えて実用上は大きいものです。制限に当たった時に出る切替の案内が、Luna を推奨するようになりました。

レート制限に当たった時の3つの選択肢。Lunaに切り替えて続ける(案内の推奨)、利用クレジットを追加して続ける(Plus・Pro)、5時間の枠のリセットを待つ

選択肢は3つです。

  • Luna に切り替えて続ける。同じ枠で20倍以上のメッセージを送れるため、範囲の決まった作業なら止まらずに済みます。案内の推奨はこの動きを前提にしています。
  • 利用クレジットを追加して続ける。公式の料金ページは、Plus と Pro の利用者が上限に達した時、プランを上げずに追加のクレジットを購入して続けられると案内しています。
  • リセットを待つ。5時間の枠が戻るまで待ちます。現在の上限とリセット時刻は利用状況の画面で確かめられます。

当社の整理では、制限に当たる前に「Luna で足りる作業を Luna に寄せる」のが本筋です。Sol で細かな修正や抽出をしていると、5時間の枠を早く使い切ります。0.156.0 で入った /usage の分析画面で、何が枠を使っているかを先に見てください。

対象プランと管理者の設定

提供の範囲はプランと設定で決まります。変更履歴と、ワークスペースのモデル可用性のドキュメントをまとめます。

プラン別の対象。FreeとGoはLunaだけデスクトップアプリで、PlusとProはSolとLunaで上限後はクレジット追加、BusinessとEduはワークスペース設定による、Enterpriseは管理者がモデルごとに有効化した後

プラン Sol Luna 注意
Free・Go 不可 デスクトップアプリで可(展開の順番による) Go は月8ドル(1,200円)。Luna は標準速度
Plus・Pro 可 可 上限に達したら利用クレジットを追加購入できる
Business・Edu 可 可 ワークスペースの設定に左右される
Enterprise 管理者が有効化した後 管理者が有効化した後 管理者は Chat と Work・Codex で別々の既定モデルを設定できる。Luna を有効にしないと選べない

Enterprise で「一覧に出ない」と言われた時は、利用者側の問題ではなく管理者の有効化が済んでいないことがほとんどです。管理者向けのドキュメントには、モデルごとに有効化が必要なこと、Astra は対象のワークスペースで利用者やグループ単位に有効化できることが書かれています。

0.157.0と0.156.0のほかの変更

モデル以外の変更も、日常の使い勝手に関わるものが多く入りました。

Codex CLI 0.157.0(9月25日)のほかの変更。全画面の記録表示が既定に、バックグラウンドサーバーの自動起動、fで会話を分岐、/importをリモートでも

版 変更 何が変わるか
0.157.0(9/25) 全画面の記録表示が既定に Shift クリックで選択範囲を広げられる。0.156.0 では /tui で選ぶ任意の機能だった
0.157.0 バックグラウンドサーバーの自動起動 対象の対話セッションで自動起動。設定が合わない時は回復の選択肢が出る
0.157.0 会話の分岐(f) 別のアプリで開いている会話を、下書きと待機中の指示を保ったまま分岐できる
0.157.0 /import の対象拡大 リモートのセッションと、ローカルのバックグラウンドサーバーのセッションで使える
0.157.0 表示の改善 箇条書き・チェックボックス・数式の整形
0.156.0(9/22) 音声会話が既定で有効 F8 で切替。/voice で設定。Linux と Windows の音声ランタイムを同梱
0.156.0 /usage の分析画面 アカウントの利用量、トークンの合計、プラグインとスキルの利用を見られる
0.156.0 worktree が既定で有効 エージェントの管理画面から worktree のセッションを作れる。/daemon でローカルサーバーを更新、--no-daemon で回避

チームで使っているなら、0.157.0 の「移行の案内」に注意してください。古いモデルを設定ファイルで固定している場合、起動時に置き換えを促されます。

Copilot側との違い

GitHub Copilot にも同じ週に Opus 5.5 と GPT-6 Sol・Luna が入りました(当サイトで9月23日に整理済み)が、選び方と課金の単位が違います。Codex は ChatGPT のプランの枠か API のトークン単価、Copilot は Copilot のプランとプレミアムリクエストです。両方を使うチームは、どちらで Sol を使うかを決めておくと二重に枠を消費しません。Codex の周辺の運用は、Codex の GitHub Action で PR レビューを回す手順 と Codex のセキュリティ設定 にまとめています。

よくある質問

Luna は Sol より賢くないのですか?

公式は Luna を「最も効率のよいモデル」、Sol を「複雑なコーディングとエージェント的な作業向け」と位置づけています。範囲が決まった作業では Luna で足りることが多く、複数ファイルにまたがる変更や検証を伴う実装は Sol が向きます。推論の強さは Luna が Max まで、Ultra は非対応です。

制限に当たった時、Luna に切り替えると何が変わりますか?

同じプランの枠で送れるメッセージ数の目安が、Plus で Sol の15〜150に対して Luna は350〜3,000です。作業を止めずに続けられる可能性が高くなります。

API で使う場合の費用は?

短いコンテキストの標準料金で、Sol は入力2ドル(300円)・出力10ドル(1,500円)、Luna は入力0.10ドル(15円)・出力0.50ドル(75円)です。前世代の GPT-5.6 Sol は入力4ドル・出力20ドルなので、Sol はちょうど半額です。

Enterprise で Sol が一覧に出ません

管理者がモデルごとに有効化する必要があります。Chat と Work・Codex で既定モデルを別々に設定できるので、Codex 側の設定を確認してください。

API のレート制限の扱いは変わりましたか?

API 側の制限(429 の扱いなど)の仕組みは変わっていません。プログラムからの再試行の組み方は LLM API のレート制限とスロットリングの扱い方 を参照してください。

まとめ

Codex の GPT-6 Sol と Luna は、Sol が前世代の半額、Luna がさらにその20分の1という単価で入りました。日常の作業は Luna から始め、外れた作業だけ Sol に上げる。制限に当たったら Luna に切り替えるか、クレジットを足す。Enterprise は管理者の有効化を先に確かめる。この3点で、9月の更新は使いこなせます。関連する比較は Codex と他のコーディングエージェントの比較 にあります。

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参考・出典

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